函館へ行こう ― マンホールカード ―

続いてすぐそばにあるまちづくりセンターへ。

 

 

ここでマンホールカードを手にする。

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やはりイカ

潔いデザインである。

 

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日本を代表する観光地・函館であるが、マンホールカードに限ってはすがすがしさを覚えるほどのイカ一点買いである。

 

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近隣に実物もあるので、一緒に周ろう。

 

しかし、やはり函館あなどるなかれ。

マンホールカードは1種類ではあるが、カラーマンホールはもう一つあったのだ。

 

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五稜郭に函館公会堂が収まっている。

 

実はこの他にもあと2種類カラーマンホールがあるらしい。

マンホーラーは探してみるべし。

 

なお、土木遺産カードを配布している企業局には

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ちゃんと飾ってあります。

もう1セットあるはずなのだが、どうやら見落としたらしい。

 

 

ちなみに、マンホールとは関係ないが

この辺りは路面電車が通っていて

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操車塔なんてものもあって(国内最古!)

 

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保存されてます。

どういう仕掛けでどういう操作をしていたのかは暇なときに調べてみましょう。

 

 

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桜の季節はこんな風景になるというわけ。

函館へ行こう ― 笹流ダム ―

さて、函館市の北部へやって来たワタクシ。

目的地はここである。

 

 

ささながれダム と読む。

 

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ちょうど紅葉の時期であった。

 

え、これがダム?と思った方もいるかもしれない。

 

ここはバットレスダムという非常に珍しい形式のダム。

日本に現存するのはわずかに6基。

そして、この笹流ダムは大正12年竣工。日本最古のバットレスダムなのである。

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逆光でちと見えにくい。

建設当時、この辺りは人気のない山の中で熊が出て大変だったらしい。

 

バットレスダムとは。

コンクリートが高価だった時代、節約のために格子状にすることでコストを削減したわけである。

このダムは凍結や経年劣化などが原因で何度か改修されている。当初はもっとコンクリート部分が細かったようだが、安全上の問題で現在の仕様となったようだ。

 

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下から見上げるとこんな感じ

 

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空洞部分はもちろん立入禁止である。

 

 

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当然?土木遺産である。

設計者はのちの東京水道局長。

 

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水道用のダムである。

 

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ここは洪水吐とはいわないのかな。

ただの水路?

 

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貯水池はダム湖百選にも選ばれている。

 

 

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天端から眺めたところ。

ダムの下流部には見えない。春は花見客も多いようだ。

 

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ダム湖。水鳥の群れがのんびりと佇んでいた。

 

ダムを満喫したら土木遺産カード。

場所を移動して市街地へ。

 

企業局の3階で土木遺産カードを配布している。

 お天気の悪い中、わざわざありがとうございますと言われた。

こんな暇人にもったいない言葉である。

 

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ちなみに土木遺産笹流ダムのみならず、函館市の水道施設群という括りになっている。

 

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サイフォンの原理とは大気圧を使って液体を持ち上げ、移動させるということらしい。

もちろんこれだけの説明では、そ、そうですか汗 としかコメントできない。

暇なときに説明の動画でも見てみましょう。

函館へ行こう ― 函館駅わがまちご当地入場券 ―

ついに函館へ到着。

早速函館駅

 

 

1902年開業

長らく北海道の玄関口としての役割を果たしてきたが、飛行機の発達とさらに新幹線の開業も相まって、現在は本州とのターミナルという側面は薄まっている。

 

この日は平日ということもあって、朝市や金森倉庫付近も閑散としていた。

 

もちろん目的はわがまちご当地入場券だ。

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函館は北海道で最も雪の少ない都市だと思うのだが、あえての雪景色。

 

駅スタンプはイカ函館山とロープウェイ、それにハリストス正教会だろうか。

 

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裏面には函館の名所を惜しげもなく並んでいる。

 

函館山から見下ろす夜景

 

函館山はもともとは火山の噴火によってできた独立した島であった。

5000年前に土砂の流失で砂州ができ陸繋島となってこの独特の地形が生まれた。

函館駅はこの砂州(トンボロ)の上にあるわけだ。

ほかに有名な陸繋島には江の島やモンサンミッシェルなどがある。

 

続いて紅葉の香雪園

 

明治時代に豪商の岩船氏によって造成された庭園。

道内で唯一の国指定文化財庭園となっている。

 

八幡坂からの景色

 

港には連絡船の桟橋跡や青函連絡船摩周丸も見える。

ここはかつて「チャーミーグリーンを使うと、手をつなぎたくなる」というCMのロケ地であった。

 

最後は五稜郭のイルミネーション

 

 この星型の要塞は15世紀にイタリアで発明されたものである。

防御力強化のために多方向からの援護射撃が可能な構造となっている。

 

ちなみに市の北部には四稜郭跡もある。

 

函館へ行こう ― 森駅わがまちご当地入場券 ―

引き続き海岸線に近い国道5号線を南下して森町に到着。

森駅は桜で有名なオニウシ公園、青葉ヶ丘公園のそばにある。

 

 

国道5号線から道道を北東に向かって海に面した気持ちの良い場所だ。

 

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電話ボックスの存在感が大きい。

確か、長万部駅にもあったはず。

北海道の多くの地域にとって駅の存在は年々小さくなっているのは否めないが、何か不測の事態があったときに有人駅にたどり着くとかなり心強いのではないかと思う。

 

森駅は函館本線、そして砂原支線の乗換駅となっている。

かつては魚介類輸送がメインの渡島海岸鉄道が砂原駅まで通っていた。

 

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海岸線にそって駒ケ岳をバックに走る列車。

青い車体がよりいっそうの力強さを感じさせる。

駅スタンプは駒ケ岳、太平洋に桜と濁川温泉?の温泉マーク。

鳥崎八景とは鳥崎川渓谷にある特に風光明媚な八か所。

 

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裏面は榎本武揚土方歳三が上陸した地点。

ここから箱館戦争が始まった。江戸時代の最終回の始まりである。

 

 

函館へ行こう ― 八雲駅わがまちご当地入場券 ―

続いてやってきたのは八雲駅

 

 

かつては大日本乳製品、中外鉱業自衛隊の八雲飛行場などに専用線を引いていた。

構内は若干さみしくなってしまったが、駅前はまだまだ頑張っているように見受けられた。

 

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駅舎は横長、平べったく見える。

新幹線の新八雲駅はここから離れた場所に建設予定。

この駅はまだまだ活躍を求められている。

 

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ここもみどりの窓口でわがまちご当地入場券を購入できる。

表面は海岸線を走る列車。

遠くには駒ケ岳が聳えている。

 

駅スタンプは木彫りのクマと、

 

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 裏面に乗っているパノラマロード。

 

八雲町は市町村合併によって太平洋と日本海に接する唯一の市町村となった。

 

おかげで檜山支庁は八雲町によって分断される形となったわけだ。