今日は北見市について調べてみた。
人口は12万人弱。面積は1427㎢で、北海道で最も広く、日本国内でも4番目の面積の地方公共団体である。
2006年に北見市と留辺蘂町、端野町、常呂町が合併し現北見市が誕生。
東西に長い形となった。
道の駅は旧留辺蘂町域にある。
温根湯(おんねゆ)温泉という100年を超す歴史の温泉街に位置する。
北見市で最も西側に位置し、石北峠に最も近い道の駅となっている。
地元産の木の玩具が多く販売されている。
旧留辺蘂町のカントリーサイン。町内のキタキツネ牧場と温泉をデザインした。
しかし、いま最も有名なのは道の駅に併設されている「山の水族館」である。
かつては小さな閉鎖寸前の地味な水族館であったが、日本で唯一の水族館プロデューサーの手によって大きく生まれ変わる。
こじんまりしているのは変わらないが、地域に生息する淡水魚をメインに展示方法を大きく見直して道内でも有数の観光スポットに変身した。
滝つぼの下から見上げたり、氷の下となった水槽を横から見たり、日本最大の淡水魚であるイトウがごろごろいたりと、子どもより大人が楽しめるような水族館である。
留辺蘂では石北峠-網走を東西に結ぶ国道39号と遠軽町ー十勝を南北に結ぶ国道242号が交差し、さらに国道242号と並行してJR石北本線の駅もある。
国道242号は旧留辺蘂町のみを通過するが、国道39号と石北本線は東へ進み、旧北見市域に入る。
北見市はオホーツク地方の中心都市である。振興局は網走市にあるが、経済規模では北見市の方が大きい。
とはいえ、道内の他の主要都市に比べるとサービス業の割合は低く一次産業の比率が高い。
特に玉ねぎは日本一の生産量を誇る。
スポーツの合宿事業にも力を入れており、特にラグビーが多いようだ。
かつてはハッカの生産も多かった。
自分の祖父も北見ではないが、オホーツク地方でハッカを作っていたそうで、稲作の難しい道東では一時ブームだったようである。
昭和初期には世界的産地として有名であったらしい。
その名残からかハッカ記念館なんかも市の中心部にある。
郊外にははっか公園とはっか御殿なんてものもあり、日本海側のニシン漁のような主要産業だったのであろう。
さらに東へ行くと次は旧端野町である。
内陸部の畑作地帯であり、ゴルフ場や温泉、キャンプ場など都会に近い便利な田舎である。国道39号と石北本線はここで北見市から離れ、網走方面へ向かう。
最後は旧常呂町である。
日本で3番目に大きい湖のサロマ湖とその湖畔に面したワッカ原生花園が有名な観光スポットである。
近くにはところ遺跡の森という竪穴住居の遺跡がある。
オホーツク文化という今なお謎の多い文明の研究に重要な遺跡であり、かつて作家の司馬遼太郎も訪れたことがある。
また、カーリングが盛んであり冬季オリンピックのメンバーには常呂町出身者が多い。
サロマ湖に沿った国道238号が主要道路である。