ニセコ町 ― 世界のニセコへ ―

今日はニセコ町について調べてみた。

wikipedia:ニセコ町

 

人口は約5千人。

 

1964年までは狩太町という名称であったが、ニセコアンヌプリ山を由来とするニセコ町に町名変更した。

国道5号線が町内を東西に横断する。

 蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山からも近く、羊蹄国道とも呼ばれる。

天気が良ければ気持ちのいいドライブが楽しめる。

 

道の駅は国道5号線沿い、町の中心部近くに位置する。

農産物の販売所が人気で北海道でも屈指の賑わいをみせる道の駅である。

 

近くにはJRのニセコ駅もある。

小さな駅だが、日本で初めてのカタカナのみの表記の駅ということでその筋では有名である。観光案内所が隣接し、近くには作家の有島武郎記念館も。

 

5つの町村にまたがる羊蹄山や、ニセコアンヌプリなど山に囲まれた地形からスキーが盛んである。

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 カントリーサインもスキーを滑る人である。

 

ニセコアンヌプリの辺りには温泉も多い。隣の倶知安方面は洋風のホテルが多いが、こちらは鄙びた、雰囲気のある旅館系である。

 

パウダースノーのスキー場に惹かれたオーストラリア人に人気となったことから世界的に知名度が高くなった。現在は中国やマレーシアなどからの資本も入り、外国人居住者も多い。

 

ちょっと変わったところではダチョウ牧場もある。

ダチョウと牛が羊蹄山をバックに同時に放牧されているシュールな場所である。

 

空から日本を見てみよう ― 鹿角市 ―

今日は2013年11月26日に放送された、空から日本を見てみようで紹介された秋田県十和田湖周辺から八幡平について調べてみた。

 

まずは小坂町

wikipedia:小坂町

 人口は約5千人。

秋田県の北東部に位置し、十和田湖を町域に含む。

十和田市との境界が定まったのは何と2008年。明治22年に小坂村が発足してから100年以上経ってからのことであった。

 

金・銀・銅・亜鉛などの採掘で栄えたが第二次大戦後に資源は枯渇。人口は急激に減少した。

ルネサンス様式の建築物である小坂鉱山の事務所、日本最古級の劇場である康楽館が国の文化財として登録され、ランドマークとなっている。

周辺は明治100年通りと呼ばれ、町おこしの拠点である。

 

続いて鹿角市(かづのし)

wikipedia:鹿角市

 人口は約3万人

かつては上津野と表記されていた。

市域は南北に細長く、北は十和田湖・南は八幡平と景勝地に挟まれたような位置になっている。

市内には国の特別史跡に認定されている大湯環状列石がある。これは縄文時代の遺構で、第二次大戦後に発掘された。現在の研究では大規模な共同墓地と考えられている。

 

また市街地から西には産業遺産の尾去沢鉱山跡がある。

開山から1300年以上たつ歴史の深い鉱山で銅や金が採掘された。

1978年に閉山となり、その後はテーマパークとなっている。

坑道や鉱山設備なども見学することができる。

 

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土木好きにはたまらない風景に違いない。

 

市の南部には八幡平スキー場や温泉地などがある。

岩手県にも八幡平市があるが、そもそも八幡平とは秋田と岩手の境界付近の山地を指す地名である。

かつては秋田県に八幡平村があったが鹿角市と合併し消滅。

逆に岩手県八幡平市平成の大合併で入れ替わるように誕生した市であり、微妙な関係のようだ。

 

 

 

 

地球絶景紀行 ― グランドキャニオン ―

今日は2011年5月13日放送の地球絶景紀行で訪れたアメリカのアリゾナ州・グランドキャニオンについて調べてみた。

 

 

アリゾナ州は銅と綿花の生産が盛んであり、現在はハイテク産業の進出も著しい。

 

南部は砂漠が多く、北部は高原で乾燥した地域であるが、全体の3割近くが森林になっている。

 

 最初に訪れたのはセドナという町。

赤い奇岩に囲まれた町で、元々はネイティブアメリカンの聖地であった。

パワースポットの集まる場所として1970年代にはヒッピーが大挙してやってくる。

アメリカ屈指のスピリチュアルな場所として現在も訪問者が多い。

 

セドナから北へ車で約2時間の位置にあるのが世界最大の渓谷、グランドキャニオン。

最も古い地層は20億年前のものと言われている。

 

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グランドキャニオンの始まりは数千万年前の地殻変動による隆起であった。

その後はコロラド川による浸食などを経て数百万年前にはほぼ今の渓谷が出来上がったようだ。浸食は今もなお続き、渓谷はこれからもその姿を変え続けることだろう。

 

 

世界ふれあい街歩き ― ハルビン ―

今日は2006年12月19日に放送された世界ふれあい街歩きで訪れた中国のハルビンについて調べてみた。

wikipedia:ハルビン

 

 

ハルビンは中国北東部の黒竜江省に位置する。

黒竜江省はロシアのハバロフスク地方などと接しており、アムール川が国境になっている。古代には渤海という国が栄え、近代では清朝を建てた女真族の故郷である。20世紀前半にはロシアが統治、その後は満州国支配下でもあった。

1909年に伊藤博文が暗殺された地である。

 

近隣はいわゆる黒土地帯であり、農業が盛んである。町の中心を通る松花江での漁業もおこなわれ、近年ではIT産業なども発展している。

 

アムール川最大の支流である松花江の中の島は太陽島と呼ばれ、公園が整備されてハルビンのランドマークとなっている。

緑が多く、鳥類や小動物なども数多く生息しており生態系保護の拠点にもなっている。

 

川岸には中央大街というアジア最大の石畳の目抜き通りがある。

ロシア統治時代の建物が多く残り、現在は巨大なショッピングセンターなども林立する中国では珍しい多種多様な建物が入り混じる街並みとなった。

その中でとくに人気があるのが聖ソフィア大聖堂。

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もともとはロシア人のための教会であった。現在は教会としては使用されず博物館のようなかたちで写真や模型なども展示されている。

 

中国でも有数の巨大都市であるが、東洋と西洋の文化が入り混じり歴史を感じることもできる町である。

 

 

壮瞥町 ― タモリと同い年の昭和新山 ―

 今日は壮瞥町について調べてみた。

wikipedia:壮瞥町

 

人口は約2500人

洞爺湖の東岸に位置する。観光と農業が主要な産業の町である。

 

国道452号が町内を通る。道の駅そうべつ情報館は名称こそやや固めだが、農産物直売所などもあって他の道の駅に引けを取らない観光スポットである。

かつては国鉄胆振線が運行しており壮瞥駅、久保内駅、蟠渓駅が設置されていたが、1986年に廃止となった。現在はかすかに駅の痕跡を残すのみとなっている。

 

隣の洞爺湖町と共に洞爺湖観光の拠点となっている。洞爺湖岸の温泉街や長流川沿いの蟠渓温泉など著名な温泉が多い。

梅林と周囲の景観が素晴らしい壮瞥公園や市街地の横綱北の湖記念館などもランドマークである。

 

農業ではりんごの果樹園が多く、カントリーサインにも描かれている。

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しかし壮瞥町といえば何と言っても火山を語らずにはいられない。

 

今なお活動が盛んな現役火山の有珠山。複数の自治体にまたがっているが山頂は壮瞥町に位置している。20世紀の間に4度の活動を記録した、世界的にも活発な火山である。

 

その有珠山の山裾にあるのが昭和新山である。1943年から地震が頻発し、翌年から地表の隆起も始まる。1945年には活動が収まったものの、かつて農業を営んでいた地域はすっかり山となってしまった。

克明に変化を記録していた郵便局長の三松正夫氏がこの土地を買い取る。現在は彼の功績を称え、山麓に記念館が建てられた、

 

タモリ氏もこの地を訪れ、同級生だという昭和新山の歴史を三松氏の義理の子息等から伺って感慨深げに佇んでいた。