湯別駅跡から国道229号へ戻り、西へ進む。
朱太川の河口近く、簡易郵便局を通り過ぎて反対側の樽岸会館に樽岸駅の駅名標が設置されている。
「し」の右上にある点は何だろう?
実際の駅はもう少し南にあったようだ。
今では広い空き地があるだけ。
駅舎は個人所有となって寿都駅方向に移設された。
物置として使われているらしいという話もあるが、今回はわからず。
寿都鉄道はニシン漁の不漁、鉱山の閉山などで経営が苦しくなっていたところに朱太川の氾濫によって湯別駅と樽岸駅の間の路盤が流出するなど収入の2倍を超える経費を計上する大赤字によって1968年運航停止。
1972年に正式に廃止となった。