今日は滝上町について調べてみた。
人口は約2500人。
北・南・西の三方を山に囲まれ、渚滑川の渓谷が町の中心部を貫いている。
国道273号線が、町内を南北に走っている。
道の駅香りの里たきのうえは国道沿い、町の中心部近くに建っていて、ハーブなどのお土産が豊富だ。
かつては紋別市を起点とする国鉄渚滑線が通っていたが、1985年に廃止となった。
終点の北見滝ノ上駅は駅舎記念館として整備されている。
建物内には渚滑線の資料なども保存され、廃鉄人なら一度は訪れたい場所であろう。
また鉄橋を再利用した「虹の橋」は放流によって実際に人工の虹を作っている。
かつては林業で栄えたため、森林鉄道の遺構もわずかながら残っている。
現在は林業の他に酪農や畑作が主幹産業である。
かつてはハッカの一大産地であった。現在でも作付面積は激減したものの国内では最大の収穫量である。
自然に囲まれた質朴な景観から童話に出てくる風景の町ということで、自ら童話村と称している。カントリーサインもピコロという妖精さんだ。
また、自然だけではなく人の手による景色も童話村の雰囲気づくりに一役買っている。
最も有名なのは滝上公園のシバザクラだろう。
5月~6月にかけて丘の斜面が一面ピンクに染まる。甲子園の7倍の広さを持ち、全国的にも有名な地となった。
すぐそばにある渓谷公園はその名の通り渓谷にあり、郷土資料館にハーブガーデン、キャンプ場が併設されている。シバザクラとハーブを両方見るには運も必要だろう。
道の駅の裏手にある陽殖園はオーナーがたった一人で数十年かけて造り上げた庭園。
化学肥料を使うことなく自然を生かして四季折々の草花を楽しめる。
上川町との境目付近には浮島湿原がある。
沼の中に植物でできた浮島が漂っている姿はまさに不思議な童話の世界に迷いこんだかのよう。高山植物が群生している。
町の中心部には錦仙峡という渓谷が。
渓谷と滝の風景を眺めよう。
面積はなかなか大きいが人の住んでいる地域は少ない。
山に囲まれ、かなり都会と離れた地域である。
観光スポットも町の中心部に固まっているので歩いて回ることも可能だろう。