そこで手に入るのが高見ダムのダムカードである。
この写真では、ピラミッドをさかさまにしたような形に見えるロックフィルダム。
ダムの高さ及び貯水容量は道内のロックフィルダムでNo1。
さらに国庫の補助を受けた補助多目的ダムとしては日本最大らしい。
冬バージョンは同じアングル。
一面雪に覆われている。
高見ダムは新ひだか町と中札内村を結ぶ予定だった道道111号線沿線にあるが、崩落が多い道のため、関係者以外は下流の静内ダム付近で通行止めである。
おそらく、この道道が開通する日は来ないものと思われる。
ちなみに、この高見という地域にはかつて集落もあったのだが、不便さに耐えかねてダム建設の前に無人となったようだ。
ダムよりも市街地に近い位置にあったようである。
その到達困難さから、ダムファンのみならず全国的に知る人ぞ知る秘境となっているらしい。徒歩や自転車でいけないこともないのだが、落石やヒグマの危険を考えるとやめた方が良いだろう。
下流の静内ダム、双川ダム同様に発電を目的としている。
高見ダムは洪水調節も兼ねているため、北海道が管理しているが高見ダムの発電所及び下流の二つのダムは北電管理のダムとなっている。
日高地域の電力整備の目玉設備であったが、地形上難工事を極めたらしい。
このまま(一般人にとっては)人を寄せ付けない幻のダムであり続けるのだろうか。