目次
1.尾白利加ダム
途中でちょっと寄り道。
田園地帯から山間部に入って雨竜沼湿原方面へ向かって区途中で今回の目的地に到着。
尾白利加ダム。(おしらりかダム)
1966年竣工の農業用ダムだ。
ダムカードは配布されていないが、見学にやって来た。
ダムへの入り口は開かれている。
この先、雨竜沼湿原へ続く道はこの時期まだ通行止めのためここで行き止まり。
天端も道道になっているが、立入禁止。
逆光で文字が良く見えないが、大きな石碑。
洪水吐からは盛大に放流。
落差はそうでもないが幅が広いので迫力がある。
左手に堤体も見える。芝に覆われているがロックフィルダムである。
水利使用標識。
取水量が時季により定まっているのは灌漑用水ならではか。
諸元・ダム断面図。
文字が薄くなってしまっている。
このダムは農業用水専用ということで冬季間完全に水が抜かれているそうだ。
手前には取水塔。
巨大なモニュメント。
管理所の敷地は公園として整備されている。
人が多ければ大丈夫だが、夕方に一人だとクマさんが怖いかな。
2.尾白利加ダムカード
2022年春、尾白利加ダムのダムカードが限定配布開始。
配布場所は町役場。
写真がしょぼくてわかりにくいが、カードの余白にホログラムがついている。
ロックフィルダムだと思っていたがアースダムらしい。
ダム便覧にはロックフィルとあったのだが。
型式を見ると傾斜遮水型フィルダムとある。
漏水を防ぐ遮水壁が斜めに設置されているものが傾斜型、中央部にあるものをセンターコア型と呼ぶらしい。
このタイプは基礎面積が広くなり、その分地盤が弱くても対応できるようだ。
ただし、堤体上に洪水吐を設置することはできないそう。
尾白利加ダムの場合はセメントを注入して安定化を図ったようだ。
ダムの型式がわかりやすいサイト
取水設備は円形多段式ゲート。
複数段・円筒形状のゲートがダムの水位に連動して伸縮し取水するタイプ。
円形にすることで強度が上がるらしい。
画像はこちら
近年は洪水調整も手掛けるようになり、運用の正確性も求められる。