いよいよここからは2019年3月に廃止となる夕張支線。
訪れたのは2018年の地震より少し前。
果たして地震後に復旧できるのだろうか。それとも予定を繰り上げて廃線となってしまうのだろうか。
さて、まずは沼ノ沢駅
明治時代、真谷地炭鉱の開発と同時に開業。
炭鉱の最盛期には真谷地炭鉱専用鉄道の分岐駅となっていた。
隣にはレストランが頑張っている。
ホームには花壇が。
構内は当時の名残からかなり広いようだ。
付近は商店、住宅街が並ぶ小さな集落。
大半を占める農地は夕張メロンの畑らしい。
真谷地専用線は1987年閉山と共に廃止となった。
1区から6区まであった真谷地地区だが、現在は大半が山林に戻っている。
以前に「あの頃の夕張を求めて」というブログを拝見したことがある。
残念ながら筆者は亡くなられているようだが、真谷地地区のご出身であったそうだ。母校の跡を訪れた記事には胸を打たれるものがあった。
なんとか財政難から脱却しようと頑張っている夕張市。
かつて栄えた集落も人口が極端に増えない限り、中心部への集約によって居住者がいなくなることは避けられないのだろう。
もちろん、現時点では日本全国がその方向に進んでいることは疑いようもない。