中川町 ― 化石の里 ―

今日は中川町について調べてみた。

wikipedia:中川町

 

人口は約1500人。

南北に長く、東西を山に囲まれている。

主に天塩川国道40号線・宗谷本線に沿って集落が続く。

酪農・林業が主な産業

 

宗谷本線の佐久駅は駅舎内にふるさと伝承館なる博物館の展示物が並ぶ。

開拓の頃の器具が多いが、特にこの地の特産であったハッカの蒸留装置は珍しい一品だ。

 

町の中心天塩中川駅と歌内駅の現役駅のほかに廃駅がいくつか。

特に有名なのは今では立ち入ることも不可能な伝説の集落神路にあった神路駅。

現在は信号場となっているが、線路の上を歩いていくか道なき山道を越えない限りたどり着けないため一般人の立ち入りはほぼ不可能。

神路集落は鉄道以外に交通機関がなく、天塩川にかけられたつり橋も僅か7か月で落橋の憂き目にあい、全戸離村となった。

 

道の駅なかがわは町の中心部、国道40号沿いに立地。

近隣にはキャンプ場や宿泊温泉施設など。

 

町南部には宿泊研修施設のエコミュージアムセンター。

ここは自然誌博物館も併設。

国内屈指のアンモナイト産出量を誇る中川町とあって化石の展示が多い。

 

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アンモナイトと共にカントリーサインに描かれている首長竜。

 

恐竜と同時代に海中に住んでいた爬虫類。恐竜よりも蛇やトカゲに近いが卵生ではなく胎生であった。

中川町は国内最大級の首長竜の化石が発掘され、骨格標本が展示されている。

また、テリジノサウルスのツメ化石も発見された。

 

道道118号を南に下ると歌人斎藤茂吉にちなんだ公園がある。

中川町の医師として赴任していた実兄を訪ねてきたことからその診療所跡地が公園となった。歌碑も建てられている。