今日は2014年7月22日放送の空から日本を見てみようで紹介されたJR京都線沿線について調べてみた。
まずは大阪市北区
人口約13万人。
中心部は日本有数の繁華街梅田。
JR大阪駅のほかに阪神・阪急の梅田駅などもあり西日本一の賑わい。
駅南部の梅三小路や円形の形をした大阪マルビルなどがシンボル。
さらに南へ行くと有名な北新地。いわゆるキタ。
企業が使うことが多いということでやや上品な飲み屋さんが多いらしい。
駅の北へ行くと2013年に機能移転となった旧梅田貨物駅の跡地の大開発が計画・進行中。
JRの東側には阪急梅田駅。
戦災で被害を受けた古書店街を復活させた阪急古書のまちや飲食店街のかっぱ横丁が人気のスポット。さらに東へ進むと日本一長い商店街の天神橋筋商店街。
東の大川沿いの天満地区には硬貨の製造を行う造幣局が1871年に創設された。
貨幣鋳造の際に発生するガスを利用した日本初のガス灯が今も残っている。
造幣局の建設をきっかけに付近は金属加工場が多くなった。
大川にある中之島には蔵屋敷が集中していた。現在は市役所、科学館、美術館などが並んでいる。
続いて淀川区
人口は約18万人。
かつては川渡しや能勢街道が通る交通の要所であった。現在は鉄道の路線が数多く集まっている。
歓楽街の十三付近には細川氏が築いたとされる堀城跡。阪急京都線にはNHKのまんぷくでお馴染みの日清食品の本社が建つ。
続いて吹田市
人口は38万人。
北部は千里丘陵、南部は堆積平野になっている。
アサヒビールの創業の地であり、かつて東洋一の規模と言われた吹田操車場があったことからビールと操車場の町とも言われた。
次は摂津市
人口は8万5千人ほど。
沖積平野が広がる平坦な土地である。
新幹線の車両が展示されている新幹線公園(そのまま)は桜の名所でもある。
サッカーの本田圭佑の出身地である。
次は茨木市
人口は28万人強。
北部は山地、南部は平野になっている。
継体天皇陵とされる太田茶臼山古墳、藤原鎌足の墓とも言われる阿武山古墳、銅鐸・銅矛などの製造が盛んに行われていた工房跡などから古代より重要な場所であったことが示されている。
時は下り、鎌倉時代末期には楠木正成が茨木城を築き、戦国時代以降は城下町として発展してきた。
その他、安藤忠雄が設計した光の教会や奇岩の散在する竜仙峡などが名所。
続いて高槻市
人口は34万人ほど。
大阪市と京都市の中間に位置し、両市のベッドタウンとなっている。
古代より交通の要所として街道沿いに発展。
古墳が多く、今城塚古墳は継体天皇陵である説が有力である。
(宮内庁は前述の太田茶臼山古墳が携帯天皇陵であるとしている)
戦国期にはキリシタン大名の高山右近の領地であり、城跡のそばには天主教会堂の跡も残る。
古代の埴輪製造工房跡のハニワ工場館やしろあと歴史館など博物館も多い。
展示だけでなく研究も行っており学芸員共に研究員が在籍し、各々の研究を個別に行っている。
奇岩の並ぶ渓谷と芥川山城跡の残る摂津峡も名所の一つだ。
最後は島本町
人口は約3万人。
日本で初めてモルトウヰスキーを製造したサントリーの山﨑蒸留所や撮り鉄ファンが終結する大山崎大カーブなどが有名。
鎌倉幕府に敗れた後鳥羽上皇が避暑地として造設した水無瀬離宮後は現在水無瀬神宮になっている。