見晴公園から真っ直ぐ海岸へ移動。
国道にぶつかると、学校や行政機関などが幾つか並ぶエリアに出る。
その中の一つ、留萌開発建設部へお邪魔。
地域振興対策室にて土木遺産カードを頂戴する。
明治43年に築港工事が始まった留萌港。
写真は波によって港内に押し戻されたケーソン。
当初は留萌港にケーソン製作ヤードを造ったものの災害・雪害などで進捗が悪く、最終的には小樽港で製作したケーソンを曳航した。
距離にして約100km、30時間かけて留萌に運ばれたそうだ。
いかに留萌沿岸の波が激しいかがよくわかる。
防波堤建設は産業や市民の生活を守るために必須であった。
現在も防波堤の整備事業は続いている。
荒波が防波堤を越えて港内に侵入するため、荷役作業や船の停泊に支障をきたしているという。そのため、防波堤のかさ上げ工事が進行中だそうだ。