今日は2007年12月11日放送の世界ふれあい街歩きで紹介された中国の広州について調べてみた。
人口は1千万人を超え、北京・上海と共に中国三大都市に数えられる。
古代より南海貿易の拠点として栄える。
一時は南越国の勢力下にもあり、三国時代には呉の支配下、唐代には最初の市舶司が置かれ外国人居留地もあった。明・清の時代においても交易の窓口として栄え続けた。
一時イギリスに占領される。孫文の辛亥革命の先駆けとなった地でもある。
広東料理の本場でもあり、飲茶の習慣が根強い。
観光地としては、
19世紀に陳一族が建立した陳家祠。
庭園や家系・中国史を物語る内装が特徴的。
市民の憩いの場・越秀公園には人口湖や小さな山もあって散策に適している。
六榕花塔で有名な六榕寺や1400年前に建てられたと言われる光孝寺も近隣にある。
少し離れたところにはノートルダム大聖堂を手本にフランス人建築家によって建てられた石室聖心大聖堂。
広州タワーと共に広州のモダン建築物を代表するのが広東省博物館。
16万点に及ぶ収蔵品を誇り、なおかつ外観も他に類を見ないアーティスティックな建物だ。
広州は常に貿易の窓口であったが、貿易が制限されていた時代に外国公館などが建てられたのが沙面島。
現在でも当時の洋館が残り、街並みを楽しむ人々が多い。