今日は2012年5月4日放送の地球絶景紀行で紹介されたイタリアのアペニン山脈麓の町々について調べてみた。
アペニン山脈はイタリア半島を縦貫する長さ1200kmに及ぶ山脈。
イタリアの背骨とも呼ばれる。
最初に訪れた町はサン・ジミニャーノ
トスカーナ州の中央部に位置し、美しい塔が並ぶ風景が有名だ。
古代には街道の合流地点であり、流通や巡礼にかかわる人々の往来が多く、裕福な都市であった。
街は城壁に囲まれ、さらに防衛のための塔が多く建てられていた。
さらに後世には貴族の権力の象徴として棟を建てることが一種のブームになる。
しかし、ペストの流行で街は衰退。街道も寂れたため忘れられた街となり、中世の街並みがそのまま残っている。
町のシンボルである塔の他にもサン・ジョバンニ門やドゥオーモなどが世界遺産に登録されている。
続いてはスカンノ
南イタリアとの結びつきが強いアブルッツオ州に位置する。
丘陵が多いトスカーナに対し、州全体が山がちで不毛な土地が多い。
スカンノも山間の小さな町。
だまし絵が有名なエッシャーなど多くの芸術家がこの小さな路地の多い石造りの町を愛した。
避暑地として人気のスカンノ湖や伝統工法が今でも残る金細工のジュエリーなどが名物である。