今日は2015年1月20日放送の空から日本を見てみようで紹介された岐阜県岐阜市について調べてみた。
濃尾平野の北端に位置し、市南部が市街地。北部は山林となっている。
日本一の清流とも言われる長良川が市内を流れ、市域は扇状地や堤防部分が殆どである。
この辺りは勾配が緩く、土砂が溜まりやすい。そのため長良川は天井川となっており市の中心部はほぼ川の水面よりも低い位置にある。
戦国時代金華山の麓が城下町として発展。斎藤氏・織田氏の支配後江戸時代には尾張藩領となり奉行所が置かれた。
金華山の地質は硬質なチャートが主となっており、浸食されず平野部に聳える山となった。織田信長が山頂に建てた岐阜城は家康によって廃城となる。
太平洋戦争後復興され、現在は岐阜市のシンボルとして人気である。
岐阜城廃城後は南部の加納宿に加納城が築城され、奥平氏の居城となった。
戦国時代から地域の中心であったことから、城以外にも史跡が多い。
正法寺の岐阜大仏は奈良・鎌倉と並ぶ三大大仏の一つにも数えられる。
常在寺には織田氏の前に岐阜(当時は美濃)を治めていた斎藤道三・義龍父子の肖像画が所蔵されている。
現在の街並みにも見どころは多い。
長良川では皇室御用達の鵜飼による鮎漁が行われている。
小紅の渡しという名の渡し船は剣道の一部に指定されている。
河原町には昔ながらの日本家屋が並び、近年観光客向けに整備され土産物・雑貨屋などが数多い。
岐阜の名物と言えば長良川の清流と水運を活かした美濃和紙による工芸品。
提灯・和傘・うちわなど伝統とお洒落をミックスした観光客にも人気の商品だ。
市中心部から離れると加納宿・河渡宿と中山道の宿場町に史跡が僅かに残っている。