目次
1.花巻市
今日は2015年8月25日放送の空から日本を見てみようで紹介された岩手県の花巻市から遠野市について調べてみた。
最初は花巻市。wikipedia:花巻市
人口は約9万2千人。
岩手県のほぼ中央、東の北上高地と西の奥羽山脈にはさまれた北上平野に位置する。
その後は稗貫氏・和賀氏の領地であった。江戸時代には南部家の支配する盛岡藩の南端であり、穀倉地帯かつ陸運・舟運の拠点となっていた。
かつて浅野氏の配下であり、南部家の支配下となって警護の人についた花巻同心組の屋敷が今も残っている。母屋と馬屋が一体となったL字型の構造で、当時の武家屋敷の特徴よく示す曲り家構造の家屋として評価が高い。
花巻市にはゆかりの偉人が多い。
もっとも有名なのはやはり宮沢賢治。
記念館やテーマパーク、ゆかりの場所などがあちこちに点在している。
私も以前に旅行したことがあり、その時の様子はこちらからどうぞ。
国際連盟事務次長を務めた新渡戸稲造は、花巻の武士の家系。稲造の父の代まで約230年間この地に暮らした。
新渡戸稲造と新渡戸氏の歴史を展示した花巻新渡戸記念館で新渡戸一族の足跡を辿ることができる。
他にも晩年を花巻で過ごした詩人の高村光太郎、大正期に活躍した画家の萬鉄五郎などの記念館が市内に建てられている。
2.遠野市
市域は北上山地内の遠野盆地に位置し、北上川の支流である猿ヶ石川の流域にあたる。
鎌倉時代以後は阿曽沼氏の領有地となる。江戸時代には南部藩の領地となり、南部家の支族が鍋倉城を居城としていた。城跡は公園として整備されている。
付近は内陸と沿岸部をつなぐ要衝として商家が栄えた。遠野城下町資料館では当時の様子が展示されている。
この地方の伝承・民話を集めた説話集。
日本民俗学のマイルストーン的作品であり、独特の文体と共に発行当時から高く評価されてきた作品。
民話の町として観光にも寄与しているが、その中でもシンボリックな場所がカッパ淵。
人々を驚かしていたと言われるカッパ伝説と全国唯一のカッパ狛犬で知られる常堅寺は日本屈指のカッパスポットである。