目次
1.グリーンランドの概要
今日は2013年2月8日放送の地球絶景紀行で紹介されたグリーンランドについて調べてみた。wikipedia:グリーンランド
全島の80%以上が氷床と万年雪に覆われる大半が北極圏の島。
かつてはデンマークの植民地だったが、現在はデンマーク王国を構成する自治区。
世界最大の島で、大陸を含めても7番目の面積を持つ陸地。
地形はほぼ平坦だが、陸地が見えているのは沿岸部のみ。北部はもちろん北極圏に位置するが乾燥しているため雪が降らず、氷におおわれていない。
島の内陸部は氷河の重さで海面より300mも低い位置にある。
約4千年前にシベリアから移住してきた人々が、現在分かっている中で最も古く定住したとされる。その後アメリカ先住民、次いでヴァイキングがこの島に到来。
その後カラーリットと呼ばれるイヌイットの一部族がやってきた。
15世紀ころにヴァイキングの入植地はなくなり、西洋の歴史から姿を消す。
18世紀に再び欧州の植民地が作られ、20世紀初めにデンマークの支配下となった。
過去にアメリカが島全体の購入を検討したこともあったが、実現には至っていない。
冒険家の植村直己が北極圏1万2千キロを犬ぞりで横断した時は、このグリーンランドがスタート地点、ゴールはアラスカだった。
2.イルリサット
氷河で有名なイルリサットはグリーンランドで三番目に大きな町。
1日20~35mも流れる氷河でディスコ湾に注いでいる。速度が速いため氷河から海に分離する量が極めて多く、氷山で埋め尽くされたアイスフィヨルドとして名高い。
氷河によって削られ、複雑な海岸線になったフィヨルド観光はグリーンランドの中でも有名な観光地だ。
氷山は約2年かけて大西洋を南下していく。タイタニック号が激突したのもこの氷山の一つだった。
デンマーク人が入植した240年前に建てられたシオン教会。
木造で特徴的な外観が人気。町のシンボル的存在だ。
3.シオラパルク
グリーンランド最北の集落シオラパルクは世界最北の先住民集落でもある。
村の人口は100人未満。
捕鯨やアザラシ猟など狩猟で生計を立ててきたが、動物保護などの観点から現在は下火。人口もどんどん減少しているようだ。
観光も産業の一つ。植村直己をはじめとする日本人探検家もこの町で生活し、探検の拠点や犬ぞり・狩猟の訓練を行った。
グリーンランドの町並み。カラフルな家々が身を寄せあうように建っている。