今回の空から日本を見てみようは愛媛県。
スタートは西予市(せいよし)
人口は約3万8千人
2004年に宇和町、野村町、城川町、明浜町、三瓶町が合併してできた。
宇和町中心部は卯之町といって、かつては宿場町として栄えた。現在に至るまで歴史的伝統建造物が保存されている。
四国最古の小学校である開明学校や柱のない長い廊下のあった校舎を利用した米博物館など近代の建物が主である。
また、海から山間部まで東西に長い市域をもち、多様な生態系に恵まれていることから全域がジオパークに指定されている。
続いては宇和島市
人口は7万5千人ほど。
愛媛県南部の中心地である。
2005年に吉田町、津島町、三間町と合併した。
平地が少なく、海と山に囲まれている。
クラッカーの国内シェア80%を占めるカネコの本社がある。
伊達正宗の庶子が藩主となり、以降幕末まで続く。
また、伊達家の前には藤堂高虎が城主であった。
築城の名手と言われ、宇和島城も彼の手によるものである。
主君を幾度も変えた苦労人である。
卑怯者のように印象付けられるが、当時は当たり前の事であり、主人を裏切ったりしたことはなかったようだ。
宇和島といえば闘牛である。歴史は古いが、最近はややすたれ気味のようだ。
迫力はすごいだろうが、動物愛護の観点からはねえ。
三浦半島の段畑に由良半島やいくつかの離島など自然あふれる地域も多い。
市街地も良いが、複雑な地形を楽しむドライブも良いだろう。
出身者にはオリックス優勝時の立役者の一人で、中日でも活躍した平井正史投手などがいる。