地球絶景紀行 ― ヴォルフガングとハルシュタット ―

今日は2011年10月21日放送の地球絶景紀行で紹介されたオーストリアの二つの湖について調べてみた。

 

最初はヴォルフガング湖

音楽の町、ザルツブルクから向かうのが便利である。

湖畔には幼いモーツアルトがバイオリンを弾く像やモーツアルトの家族にちなんだ場所もあり、彼のファンならザルツブルクから足を延ばしたいところだ。

ハイキングコースから湖を眺めるのももちろんおすすめであるが、最も人気のある展望スポットのシャーフベルグ山へは蒸気機関の登山鉄道で行くことができる。

映画サウンドオブミュージックにも登場した観光列車だ。

 

続いてハルシュタット湖

湖畔の町は塩の採掘で栄えた歴史を持つ。

現在は世界一美しい湖畔とも言われる。

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ケーブルカーに乗ってかつての岩塩坑へ登ることもできる。

そこから見下ろす湖と街並みは世界一の名にふさわしい風景なのだろう。

 

 

世界ふれあい街歩き ― トゥールーズ ―

今日は2007年8月7日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたフランスのトゥールーズについて調べてみた。

wikipedia:トゥールーズ

 

 

オクシタニー地域圏の首府であり、オート=ガロンヌ県の県庁所在地である。

地中海と大西洋を結ぶ陸路の途上にあり、南西部の中心都市として栄えてきた。

 

 トゥールーズのシンボルはガロンヌ川に架かるヌフ橋。

市内で最も古い橋と言われ、川岸や近隣の建物と同じ色のレンガで造られた。

近隣には建物を造るのに適した石がなかったため、町全体が似た色のレンガによる建築が多く、バラ色の町と呼ばれている。

 もう一つ欠かせないのが市庁舎。

フランスでは市庁舎で結婚式を挙げることが多い。トゥールーズの市庁舎は1700年代に作られ、宮殿のような豪勢な装飾が自慢だ。特に結婚式場の大広間は見学もできるので絶対に訪れよう。

目の前のキャピトル広場は毎日のようにイベントが行われている。こちらもついでにチェックだ。

街並みの保存状態が良いため特徴ある建物が多いのでふらふら歩いているだけでも何かしらお気に入りが見つかるだろう。

 

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もう一つ、トゥールーズの特色と言えば第一次世界大戦後から続く航空産業。

世界指折りの航空宇宙機器メーカーであるエアバスの本社がある。

なんと機密事項の多い製造工場も一部見学ができる。

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航空博物館エアロスコーピアや宇宙開発のテーマパークであるシテ・ド・レスパスも併せて訪問したいところだ。

 

トゥールーズサンティアゴ巡礼路の宿場町でもあった。

センセルナン聖堂やジャコバン修道院などカトリックの教会建築も楽しもう。

巡礼者たちはヌフ橋を通って次の町へ向かったそうだ。

 

 

旭川市 ― 最北の中核市 ―

今日は旭川市について調べてみた。

wikipedia:旭川市

 

人口は約33万人。

北海道では札幌に次ぐ人口を持つ。

東北以北でも札幌、仙台、いわきに次ぐ人口である。

 

上川盆地の中心に位置し、気温差は50度を超える。

どか雪は少ないが、年間の雪が降る日数は約143日で日本一である。

 

屯田兵の入村以来、道北の中心地として発展してきた。

国道12号、39号、40号、237号、452号(一部未開通)の終起点である。

またJR北海道函館本線、宗谷本線、石北本線富良野線の終起点でもあり、中心都市にふさわしい交通網を持つ。

 

函館本線にはかつて神居古潭駅が存在したが、電化及び複線化に伴う線路付け替えにより廃駅となった。現在は駅舎が復元され、蒸気機関車も生態保存されている。

神居古潭石狩川の渓谷を望める景勝地としても有名である。

かつて、その急流は舟を多用していたアイヌにとって最大難所であった。また、竪穴住居など遺跡が点在しており古くから人々が暮らしていた地であった。

 

旭川の道の駅は町の中心部から見て忠別川の対岸にある。

近隣には博物館や三浦綾子文学館、少し足を延ばすと科学館サイパルなどミュージアムが並んでいる。

 

一方市の中心部は屯田兵から帝国陸軍第7師団さらに自衛隊第2師団が駐留する軍都としても発展してきた。北鎮記念館では屯田兵による開基からの歴史を学ぶことができる。

小説坂の上の雲や漫画ゴールデンカムイなどの読者には聖地の一つと言えるかもしれない。

旭川駅のそばには日本初の恒久的歩行者天国である平和通買物公園や市内で最初に作られた常磐公園など地元の人々にとっての憩いの場になっている。

 

そして石狩川と牛朱別川の合流地点にある土木遺産旭橋。

大雪山をバックにした風景はカントリーサインにもデザインされた。

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川村カ子トアイヌ記念館や井上靖記念館など箱もの観光地は他にも多々あるが、

男山酒造り資料館や旭川家具センターなど旭川の産業に触れることができる場所も押さえておきたい。

 

そして最後に旭川の名を全国に知らしめた旭山動物園

今更多くを語る必要はないだろうが、やはりここまで来たなら訪れたい。

旭川空港は冬季でもかなり就航率が高いので、雪になじみのない地域の人は冬の動物園もおすすめである。札幌よりも一段と寒いので備えは十分に。

 

ちなみに旭川はドラマ「孤独のグルメ」で井之頭五郎こと松重豊氏が北海道で唯一訪れた地でもある。

紹介されたのお店をめぐるのも一興だろう。

 

空から日本を見てみよう ― 新潟市 ―

今日は2014年6月10日の空から日本を見てみようで紹介された新潟市について調べてみた。

wikipedia:新潟市

 

 

人口は約80万人。

市の中心部は信濃川河口にあたり、水陸の交通の要所である。

幕末には日米修好通商条約によって開港された。

2007年に政令指定都市となり、8つの行政区を持つ。

 

市域は信濃川阿賀野川が流れ込む平野が大半を占める。

潟湖や海岸近くの島が多いのが特徴である。

 

まずは北区から

鳥獣保護区になっている福島潟は改修作業が進められ、水の公園としても整備されている。ばかうけで有名な栗山米菓の新潟煎餅王国は米菓の製造体験や展示の見学ができる。新潟県は国内米菓出荷量の約6割を製造している。

 

続いて東区

新潟港及び新潟空港が区内に位置し、新潟市の玄関口と言える。

サトウのごはんの佐藤食品工業や山の下みなとタワーなどが有名。

 

中心街である中央区

信濃川、関谷分水、日本海に囲まれた新潟島が主とする。

信濃川の川床の下をくぐる新潟みなとトンネルは日本海側初の沈埋トンネルである。

坂口安吾に関する博物館である安吾風の館は旧市長公舎内の文化施設と合わせて巡りたい。

市のシンボルともいえる萬代橋は市内で信濃川に架橋された初めての橋であり、重要文化財に指定されている。

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続いて江南区

大湿地帯であった亀田郷が大半を占める。

かつては舟を使うなど大変な苦難の末にコメ作りを行っていたが干拓に成功し、生産性は大幅に向上した。

日本最大の米菓メーカー亀田製菓の本社がある。

 

次は秋葉区

信越本線羽越本線磐越西線の分岐点となる鉄道の要衝で、総合車両製作所の工場がある。また、かつては原油も採掘された。

 

次に南区

稲作、果樹栽培が盛んである。

また6月に行われる大凧合戦やコメリの本社などが有名だ。

 

そして西区

夏の甲子園中京大中京と伝説の決勝とも言われる試合を繰り広げた日本文理高校がある。9回ツーアウトランナー無しから怒涛の5得点を奪う猛攻で、惜しくも1点及ばなかったもののその奇跡の攻撃は今なお高校野球ファンの間では語り草である。

 

最後に西蒲区(にしかんく)

新潟市の面積の四分の一を占める穀倉地帯。

角田山や角田岬灯台に岩室温泉など景勝地・観光地が点在する。

 

 

 

 

地球絶景紀行 ― ニューカレドニア ―

今日は2011年10月14日放送の地球絶景紀行で紹介されたニューカレドニアについて調べてみた。

wikipedia:ニューカレドニア

 

 

南太平洋、オーストラリア東方のメラネシア地域にあるフランスの海外領土である。

18世紀後半にヨーロッパの捕鯨業者や白檀の貿易商が盛んに訪れるようになる。

19世紀にはフランスが領有を宣言する。当初はイギリスにおけるオーストラリア同様の流刑植民地であったがニッケル鉱山が発見され、フランス以外からも移住者が増えた。

第二次大戦後も引き続きフランス領となる。独立を模索した時期もあったが、住民投票の結果独立は否決されたものの、自治権は拡大している。

 

コバルト、ニッケルの埋蔵量が非常に多い。特にニッケルの輸出は全輸出額の90%を占めている。

本島、ロイヤルティ諸島、チェスターフィールド諸島などから構成される。

火山の噴火によってできた他の南太平洋の島々と異なり、ニューカレドニアは古代のゴンドワナ大陸の破片である。人間の影響を受けながらも動植物共に固有の種が残っている。

世界第二位のサンゴ礁を持ち、ジュゴンの生息域にもなっている。

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その美しい景色から観光も主要な産業となっている。

 

リゾート地の最高峰とも言われるニューカレドニア

もちろんビーチで遊ぶだけでも何日でも過ごせるだろう。

 

ニューカレドニアのシンボル、アメデ灯台付近はウミガメの産卵地にもなっている。

 

 ロイヤリティ諸島の中心、リフー島にパン島や満潮になると海に沈んでしまう無人島ノンカウイなど脳みそが蕩けてしまいそうなリゾート地ばかりである。