地球絶景紀行 ― コスタリカ ―

今日は2012年5月25日放送の地球絶景紀行で訪れたコスタリカについて調べてみた。

wikipedia:コスタリカ

 

人口は500万人弱。

国土の40%近くが森林であり、25%ほどが自然保護区になっている。

独立当初は国土の95%が密林だったという。

東西は最も広い所でも200km強しかない細長い国だが、中央部は山脈が貫いている。

 

最初に向かったのはモンテベルデ。

雲霧林の広がる動植物の宝庫。なかでも最も有名なのが世界一美しい鳥とも言われるケツァール

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光沢のある緑の羽根に赤い腹。さらに雄は長い飾り羽根を持つ。

水曜どうでしょう」でこの鳥を撮影するべく大泉洋が超巨大望遠レンズカメラを持って奮闘していたのが懐かしい。

 

 

 

世界一美しい鳥の次は世界一美しい川。

リオ・セレステというこの川は川底にある鉱物が日光を反射することによって、神秘的な青い色を生み出す。川の途中には青い滝もある。珍しい生き物も多いこの地はコスタリカでも屈指の人気スポットだ。

 

最後はイラス火山。

コスタリカで最も高い活火山であり、山頂付近にはいくつも火口がある。

火口の多くは湖となっており、エメラルドグリーンの輝きと雲海を眺めに観光バスも標高3千mを一気に登って来るそうだ。

 

 

世界ふれあい街歩き ― タンジェ ―

今日は2008年5月1日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたモロッコのタンジェについて調べてみた。

wikipedia:タンジェ

 

 

ロッコ北部、ジブラルタル海峡に面した都市である。

もともとはフェニキア人の交易拠点であり、その後ローマ帝国や王朝となる。

近代においては西欧諸国がこの地を巡って争い、国際管理地域となっていた。

 

関税のかからない自由港となり為替取引も許可されていたため、貿易・金融の拠点として急激に発展した。

ロッコに復帰した現在はスペインなどとフェリーが往来し、観光客が多く訪れている。

 

町の中心はグランソッコと呼ばれる広場。

旧市街と新市街を結ぶ位置にあり、市場やモスクなどを訪れる人々でいつも賑わっている。

メディナと呼ばれる旧市街が観光の中心地。

神学校を修復したグランモスクは残念ながらイスラム教徒以外は立入禁止。

外観を眺めるだけで我慢。

 

海の近く、カスバと呼ばれる中世の石造りの要塞は博物館も兼ねており、建物や展示品を楽しもう。

 

アメリカ大使館ではモロッコアメリカの関係を学ぶことができる。

チャーチルルーズヴェルトの写真に資料も展示されている。

 

郊外に行くとジブラルタル海峡の入り口にあたるCap Spartelの灯台から対岸のスペインを眺めたり、石灰石の採掘でできたヘラクレスの洞窟などが楽しめる。

 

 洞窟内から見た入り口と大西洋がアフリカ大陸に似ているとの話も。

 

 

松前町 ― 最北の城下町 ―

今日は松前町について調べてみた。

wikipedia:松前町(北海道)

 

人口は7千人弱。

北海道最南端に位置し、対馬海流の影響を受けるため道内では最も温暖である。

北海道最南端にあたり避難施設を兼ねた漁港が設けられている松前小島と火山活動が活発な松前大島の二つの離島がある。いずれも無人島である。

 

かつては木古内駅を起点とするJR松前線が通っていたが、1988年廃線となった。

町内には3つの駅があり、松前駅跡は石碑など駅跡を示すものが残されている。

 

海岸線に沿って国道228号が町内を走っている。

道の駅は国道沿い、かつての波止場跡に建てられた。

駅名も「北前船松前」と海運で栄えた歴史を伝えている。

松前町の港は水深が浅く、大型船の停泊が不可能だったため明治時代に港湾の修理が行われた。工事には松前城の石垣も使われたそうだ。

やがて北前船も廃止された戦後に現在の松前港が整備され、波止場は役目を終えた。

 

その松前城は町の中心地に建てられた。

江戸期を通じて館であったが、幕末海防強化のため城郭に改修された。

明治後天守以外はほぼ廃棄され、戦後天守も焼失。

その後鉄筋コンクリート天守が再建されるも、耐震基準を満たしていない可能性が指摘され木造天守の復元が決まったようだ。

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カントリーサイン松前城に桜吹雪。

松前城周辺は公園となっており、その桜は全国的に有名である。

早咲き~遅咲きとゴールデンウィークを挟んで1か月ほど楽しめるようだ。

 

城の北側には城下町を復元したテーマパークが設置され、江戸時代の町の様子を楽しむことができる。

同じく北側にある寺町は江戸時代から残る寺院群。アイヌとの戦に備えて城の山側に防備を固めるべく配置されたという。

 

また北海道では松前町にしか生息していない孟宗竹の林や椿など暖地の植物も鑑賞できる。

 

離島を除く北海道最南端にあたるのが白神岬。

国道沿いにあり、ドライブの休憩地になっている。天気がよければ津軽海峡の向こう側もはっきりと見えるだろう。

 

 

空から日本を見てみよう ― 沼津市~焼津市 ―

今日は2015年2月3日放送の空から日本を見てみようで紹介された静岡県沼津市焼津市について比べてみた。

まずは沼津市

wikipedia:沼津市

 

人口約19万人。伊豆半島の付け根に位置し、静岡県東部の中心都市。

温暖な気候や長い海岸線に恵まれ、農業漁業が盛んである。

 

戦国時代の先駆けとなった北条早雲が最初に居を構えたとされる興国寺城跡が史跡となっている。

また政財界要人の別荘としても人気が高く、大正天皇も皇太子時代にこの地で静養していた。その後は沼津御用邸記念公園となっている。

 

狩野川河口から隣の富士市まで続く海岸線には防風・防潮を目的として植えられた松林が千本松原という景勝地となった。

 

海の町らしく沼津港深海水族館伊豆・三津シーパラダイスなど海洋施設が充実している。沼津港には日本最大級の水門びゅうおが建築された。展望台も備えられ360度のパノラマを楽しむことができる。

 

富士市

wikipedia:富士市

 

人口は約24万人。

富士川や富士山の伏流水など豊富な水資源と首都圏への距離を活かし、製紙産業が盛んである。しかし近年は工場の撤退が相次ぎ、生産額は減少傾向にある。

 

かつては日本三大急流とも言われた富士川の氾濫により、人の住めない地域が多かった。 江戸時代約50年の歳月をかけて行われた雁堤など、治水工事の成果によって平野部の新田開発が進んだ。

 

次は静岡市

wikipedia:静岡市

 

人口は70万人弱。

県内第二位の人口・面積を持つ。

北部はほぼ無人地帯の山岳部が多く、人口は南の平野部に集中している。 

3つの行政区に分かれている。

 

葵区

 

面積は最大だが、居住地域は中心部に固まっている。

北部には中部電力の発電設備が密集している。

特に井川ダム・畑薙第一・第二ダムは同一河川に中空重力式ダムが3つ並ぶという世界的にも珍しい構造だ。

また日本の緑茶栽培が興った地でもある。

 

南部は駿河区と共に静岡市の中心部を形成している。かつての中心地で今川氏・徳川氏に所縁の深い駿府城跡は公園となっている。

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 長沼駅そばにはガンプラを生産しているバンダイホビーセンターも。 

METAL ROBOT魂 騎士ガンダム(リアルタイプVer.)

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次は清水区

 

清水市を中心とする地域。

古代より清水港の水運や水軍の根拠地として栄えた。

幕末~明治の侠客清水次郎長所縁の地で生家や明治後に営んだ船宿は現在も残る。

 

市内には名所古刹が多い。

三保半島の三保の松原、羽衣の松は中世から景勝地として名高い。

また、清水灯台は日本最古の鉄筋コンクリート灯台である。

半島の先端には東海大の海洋博物館も建てられている。

 

駿河区との境目にある日本平は有度山山頂付近の丘陵地である。

眺望に優れ、周囲には茶畑やミカン畑が広がる。

この地は撓曲によってできた地形であり、過去10万年で300m隆起している。

 

続いて駿河区

 

清水区日本平で接している。

日本平の南側には徳川家康ゆかりの久能山東照宮があり、ロープウェイも結ばれている。

 

駿河区は平野部が多い。

東西の端以外はほぼ平野であり、人口面積共に3つの区の中で一番少ない。

日本で初めて総合的な発掘調査が行われた登呂遺跡がある。

 

西側藤枝市との境界にある宇津ノ谷峠は古代より交通の要衝で蔦の細道と呼ばれた平安時代の道、明治時代、そして昭和時代に2度にわたってに設けられた隧道、現在の国道1号と各時代の道路が保存されており、変遷を知ることができる。

 

最後は焼津市

wikipedia:焼津市

 

人口は13万人半ば。

大井川の扇状地にあり、東側は東海地区屈指の難所であった大崩海岸

漁業が盛んであり、鰹や鮪の水揚げが多い。

 

小泉八雲が晩年を過ごした地である。

 

怪談・奇談 (講談社学術文庫)

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地球絶景紀行 ― ルソン島 ―

今日は2012年5月18日放送の地球絶景紀行で紹介されたフィリピンのルソン島について調べてみた。

wikipedia:ルソン島

 

ルソン島はフィリピンの面積の35%を占める。

世界で5番目に人口が多い島でもある。

 

首都マニラに、人口のもっとも多い町ケソンも島内に位置し政治経済の中心地である。

島は大半が山がちで火山地帯になっている。

 

山岳地帯に住む人々により開墾された棚田は観光スポットの一つ。

バナウェやバタッドの棚田(ライステラス)は世界的にも有名である。

総延長は2万kmにも及ぶとされ、世界最大規模とも言われている。

 

近年注目を浴びているのがピナツボ火山湖

1991年大規模な火山を引き起こし、標高が1745mから1486mになった。

大量の大気エアロゾル粒子が拡散され、地球の気温も0.5℃下がったとされる。

 

カルデラは湖となり、観光地となった。

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湖に至る道はトレッキングコースとなり、自然の驚異をわずかに覗くことができるようになっている。