今日は2008年5月1日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたモロッコのタンジェについて調べてみた。
もともとはフェニキア人の交易拠点であり、その後ローマ帝国や王朝となる。
近代においては西欧諸国がこの地を巡って争い、国際管理地域となっていた。
関税のかからない自由港となり為替取引も許可されていたため、貿易・金融の拠点として急激に発展した。
モロッコに復帰した現在はスペインなどとフェリーが往来し、観光客が多く訪れている。
町の中心はグランソッコと呼ばれる広場。
旧市街と新市街を結ぶ位置にあり、市場やモスクなどを訪れる人々でいつも賑わっている。
メディナと呼ばれる旧市街が観光の中心地。
神学校を修復したグランモスクは残念ながらイスラム教徒以外は立入禁止。
外観を眺めるだけで我慢。
海の近く、カスバと呼ばれる中世の石造りの要塞は博物館も兼ねており、建物や展示品を楽しもう。
旧アメリカ大使館ではモロッコとアメリカの関係を学ぶことができる。
郊外に行くとジブラルタル海峡の入り口にあたるCap Spartelの灯台から対岸のスペインを眺めたり、石灰石の採掘でできたヘラクレスの洞窟などが楽しめる。
洞窟内から見た入り口と大西洋がアフリカ大陸に似ているとの話も。