上川の夏 ― 白金温泉 ―

目次

 

1.ホテルパークヒル

長かった一日も終わり、宿泊先のホテルに到着。

宿はホテルパークヒルズ。ここで2泊過ごす。

小さなプールがあり、1~2時間ほど家族で遊ぶ。25mプールが6レーン分くらいのスペース。ビーチボールなど遊具が置いてあって自由に使える。1年生の子供は足がつかないが浮き輪で満足。親が目を離さなければ大丈夫。

バイキングの食事もおいしくて家族みな満足。特にミニトマトがべらぼうに美味しくてびっくり。港町でもなかなかお目にかからないマンボウの刺身もあった。

 

部屋の窓から暗くなる空を見る。

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白金温泉郷の一角にあり、公式HPによると泉質はマグネシウム・カルシウム系の硫酸塩泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、含鉄泉の複合泉。

温泉開発に成功した時「泥の中から貴重なプラチナ(白金)を見つけた思いがした」と語ったことから、 「白金温泉」と命名された。温泉の湧出は昭和25年。

 

源泉かけ流しのお湯で洋風大浴場と和風大浴場が日替わりで利用できる。

森のそばにある露天風呂はマイナスイオンも満ち溢れている。のかもしれない。

 

二日とも混雑していなかったので、ゆったりと入ることができた。

 

二日目の早朝、散歩に出かける。

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朝霧が深い。ホテルもぼんやりとしか見えず。

 

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ホテルの周囲には立派な木が植えられていた。

 

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美瑛市街へ向かう道路も霧で先が見えない。

 

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駐車場には大きな石が積まれていた。もしかして火山の噴火によってできたものかも。

 

2.白ひげの滝

ホテルのすぐ裏を流れる美瑛川。そこに架かる橋から見える白ひげの滝。

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何本にも分かれた水流が渓谷から美瑛川に落ちていく。

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地下水が自然岩の間から染み出して生まれる潜流瀑というタイプの滝。

 

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この部分だけ地下水が染み出すというのが不思議。

金属イオンを含み、青色の美瑛川と白い滝のコントラストが特徴的な滝である。

 

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渓谷は深い森に包まれている。

 

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この先、上流に進むと幾つもの支流の合流点が連続している。

 

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橋にも霧がかかっていて先が見えない。

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案内板。滝の構造や地形が記載されていた。

地層の境目から水が湧き出しているという訳。ブラタモリに出てきそうな話。

 

3.白金神社

 

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温泉街をもう少し散歩。白金温泉の看板。シックな色合いで火山の麓に似つかわしい。

 

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何となく港を思わせる色合いの建物と思ったらハーバーとあった。

北海道国際芸術センターとも書いてあり、何の建物かよくわからぬまま。

 

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橋の欄干には十勝岳が描かれていた。

 

途中で階段を発見。登ってみる。

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白金神社と記された鳥居があった。

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苔むした坂道の先に本殿が見えた。

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独特な形状の狛犬。後日調べたところによると地元の窯元が奉納したものらしい。

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道理でどことなく芸術的な姿だ。

 

 

上川の夏 ― 東神楽町マンホールカード ―

夕方旭山動物園にサヨナラをしてこの日の宿泊場所へ向かう。

 

途中で一か所だけ寄り道。

 

 

旭川市の隣にある東神楽町でマンホールカードをもらうことにする。

 

配布場所の町役場へ行ってみると、工事中のためカードは近接する図書館で配布しているとのこと。まだ配布時間なので徒歩で向かう。

 

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途中で花が描かれたマンホールを発見。

 

無事に図書館でカードをいただいた。

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カラーバージョンは無いようだ。

 

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昭和40年代から町内の美観向上の為、花のまちとして整備。

そしてツツジが街の花として制定されたことで、マンホールにはツツジが描かれることとなったそうだ。

 

面積は小さく、目立った観光地も少ない町内だが、旭川空港があるのは実はこの東神楽町。この時代にあっても人口は増加し続け、子供の人数割合も15年連続道内一位という特に子育て世代には住みよい町であるらしい。

 

市街地はこじんまりとはしているが車で走る限り綺麗な街並みで、旭川中心部へも車で僅かな時間で到着できることもあって不便さは感じないだろう。

上川の夏 ― 旭山動物園 ―

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1.旭山動物園

8月某日、家族でちょっとだけ旅行。

まず旭山動物園に行く。子供は初体験である。

 

休日とあって、混雑を予想しぐるりと周った裏手の駐車場へ車を停める。

ここは無料で、結構穴場。

 

受付から坂を下って行く。

この辺りは保護したり持ち込まれたりした北海道の動物を展示している。

できるだけ生息環境に近い形態で展示している。その代わり見やすくはない(笑)

 

2.類人猿

まずは類人猿のコーナー。

娘が最も気に入ったテナガザル達。

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旭山動物園の売りである、動物たちの本来の動きができるように造られた飼育環境。

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テナガザル達は素早く、ダイナミックに動くので人気が高い。

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大人になってから見ると手を滑らせたらどうしようと思ってハラハラするのだが、そんな事は起きないのだろうか。

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狭いところでも余裕綽々でじゃれあっている。

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この日は灼熱の38度近くを記録した旭川

人間の大人たちはグッタリだが、子供とテナガザルはどこ吹く風である。

 

やっと次の動物を見に行くことに同意。隣のオラウンータンに進む。

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オランウータンも高い木のような設備があって、遊べるようになっているのだが。

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この日は暑いからか、あまり動かず。

ご隠居がお茶を飲んでいるような恰好で佇んでいた。

 

少し涼しい屋内にも2頭。

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壁にへばりついている。遊んでいるのか、冷たくて気持ち良いのかどっちだろう。

 

帰りにも寄ってみると今度は大の字になって寝ていた。

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ヨレヨレになったぬいぐるみみたい。

 

次はチンパンジー。こちらは2つの群れが屋内と屋外に分かれて暮らしている。

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通路の上からあられもない格好で人間を見下ろしている。

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このサルの名前は何だっけ。コロブスだったかな。

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お婆さんが料理しているみたい。

 

3.アザラシ&ペンギン

次は少し涼しげな展示へ。

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海中を泳ぐアザラシ。陸地の姿と違ってとてもスピーディ。

 

ちょいとお昼寝?

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水上からも眺められる。こう暑いと一緒に水遊びしたいわ。

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ペンギンたちも涼しそうだったが、ボケてしまった。

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シロクマもいたが、暑くてすみっこでうだっていた。顔が見えないとボロキレのよう。

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4.アフリカ

坂をどんどん下って正門近くまでやって来た。

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水浴びするフラミンゴたち。彼らは暑いのが似合うね。

 

首を伸ばすキリン。何を見つめているのか。

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ちょっとだけ水面に浮かび上がってきたカバ。

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水中からも眺められるのだが、濁った水に突然大きなカバが現れるのはかなり迫力がある。子供は怯えていた。

 

5.猛獣館

動物園の花形である猛獣だが、夜行性だし暑さにも弱そう。

ユキヒョウはだるだるもーど。

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ライオンもトラも角度が悪く写真は断念。まあひっくり返ってだらーんとしてた。

この辺の動物を見るには夜がいいでしょうね。

 

オオカミは行動中。狭い通路から覗くと目が合った。

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日陰で休憩。

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帰る途中、ふと上を見ると大きな鷲がすぐ頭の上に。作り物みたい。

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カピバラ。何度見ても大きさに驚く。

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正直庵 ― なめこおろしそば ―

恵庭渓谷から国道453号線の山道を通って札幌市内に戻って来た。

ちょうど昼の時間帯となったので途中で食事タイム。

 

 

駐車場は店の前とその横に計10台分ほど。

テーブルと小上がりが半々で約30名分の席があるようだ。

しかし人気店で、かつ昼のみの営業。日によっては売切れで閉店ということもあり訪れるにはちょっとだけハードルが高いかもしれない。

 

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今日はなめこおろし蕎麦。

光ってわかりにくいが蕎麦の色は白。

 

石臼で製粉しているらしい。天ぷらや丼はなく、シンプルメニューのみ。

それでいながらこの立地で30年営業を続けているということでファンをしっかりと掴んでいるようだ。

 

蕎麦もつゆもあまり主張せず、かといって味気ないこともなく。全体の調和を重視している印象。若干お高めなので一人ではなかなか足が向かないかも。

今回はご馳走になったので、運良く訪れることができた。

家族が嫌いなのでなかなか食べる機会のないなめこ、個人的にキノコの中で一番美味しいと思っている。

恵庭渓谷 ― 白扇の滝 ―

某月某日、ちょっと用事があって恵庭方面に。

その帰り道で一休み。

 

 

 

漁川の支流であるラルマナイ川には3つの滝がある。

空沼岳を水源とするこの川、周辺はラルマナイ自然公園とされ、観光拠点とすべく売店なども設置されている。

 

この日はその中の白扇の滝でちょっと休憩したついでに遊歩道を歩いて滝を見物。

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遊歩道途中の観賞スポット。

水流が白い飛沫になって落ちていく様子が見える。

 

遊歩道を下っていくと正面から滝を見ることができる場所へ。

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ここはまだ木が茂っていますが。

 

もう少し進むと正面から見える。

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こう見ると結構落差がある。

流れ落ちる白い水流が扇のように見えるということから白扇の滝と名がついた。