今回の世界ふれあい街歩きはドイツの首都ベルリン。
人口は350万人。
プロイセン帝国の時代から首都として繁栄した。
冷戦時には東ドイツの首都であり、 西ドイツの飛び地がベルリンの壁で囲まれていた。
立法、行政の中心地であり、欧州の航空・鉄道のターミナル的地位にもなっている。
世界的企業であるシーメンスもベルリンとミュンヘンに本社を置いている。
現在のベルリンは市内を流れるシュプレー川流域の両岸に都市が広がっている。
市内には979の橋がかかり、水路網・道路網・鉄道網がいたるところに張り巡らされていて交通インフラは非常に充実している。
観光も充実している一方でコンベンションも数多く、非常に国際的な都市となっている。
まずはブランデンブルク門。
プロイセン王国のヴィルヘルム2世の命により建設されたが、竣工直後にナポレオンに占領される憂き目にあう。
ベルリンの壁と接していたため冷戦中は通過することができなかったが、現在ではドイツの東西統一のシンボルとなっている。
ドイツ国会議事堂は見学可能で、行列ができるほどだ。
ネット予約も可能なので見たい人は準備しておくべし。
また近くにはホロコースト記念碑もある。
コンクリートのオブジェと地下の情報センターが設置されている。
二度と繰り返してはならない犯罪があったことを未来へ伝え続ける役割を担っている。
ソニーのヨーロッパの拠点としてソニー、ダイムラーなどの出資で建築された。
現在はソニーの系列から離れ投資ファンドが運営しているようだ。
シュプレー川の中州にあるムゼウムスインゼルという島は別名博物館島と呼ばれている。ベルリン美術館を構成する5つの博物・美術館が集まっている。
また、ベルリン大聖堂も同じ島内にあり、島ごと世界遺産になっているのもうなずける。
すぐ横にはルストガルテンというかつて王宮の庭だった庭園がある。
現在は御多分に漏れず市民の憩いの場である。
最後はベルリンのマスコットについて。
ドイツ統一時に廃止されそうになるも、可愛らしいデザインから市民の運動もあって残されることとなった。
現在では専門店でグッズを買うことができるほどの人気者になっている。
東ドイツというと、なんとなく暗いイメージがあったがそんな一面もあるんだね。