旧新納駅を後にして、続いては佐幌ダムへ向かう。
国道38号からすこし北上し、農業地帯から山間部に入る辺りに位置する。
中央には非常用洪水吐。写真右下部に常用洪水吐が見える。
天端は車で通行可能。
発電設備らしきものも見える。
案内板はだいぶくたびれていた。
ダム湖を眺める。風はなく、湖面には雲や森が映っていた。
ダム湖側から眺める。
このダムは治水専用であり、取水塔などの設備はないようだ。
ダムからさらに奥へ進むと展望台があって、湖面に行くことも可能。
カヌー乗り場もある。
さて、このダムは北海道管轄のダムである。
ダムを訪れたならダムカードであるが、北海道管轄のダム管理所は土日無人である。
土日はさらに奥のキャンプ場でダムカードを配布しているのだ。
この展望台からさらに奥は未舗装のやや細い道である。
車で数分進むと開けたキャンプ場に到着。
数組の家族連れがキャンプをしていた。
子供連れもいれば中高年の夫婦もいたり、三世代で来ている人もいたりする。
無料らしいのだが、騒いでいる人はいなくて、静けさを楽しんでいる人が多かった。
子供たちは多少はしゃいでいたが、まあ常識の範囲内である。
ここで管理人さんにダムカードをもらう。
巡回に出ていることも多いようだが、ダムカードを持ち歩いているので邪魔にならないように声をかけてカードをいただこう。
洪水吐は自然調節による放流なので、ゲートレスということになるのか。
見た目はやや地味だし、役割も治水オンリーではあるが実験的な機能が多かったりする。
北海道管轄のダムとしては技術面や周辺の利用などでターニングポイントとなったダムではないだろうか。