今回は2013年9月24日に放送された空から日本を見てみよう~伊勢・鳥羽~について
最初に訪れたのは伊勢市
人口は約13万人
古代より伊勢神宮の門前町として栄え、江戸時代にはお伊勢参りに訪れる人で日本屈指の観光地であった。
現在でも参道はお土産屋さんが並び、名物が数多い。
伊勢神宮は内宮に皇室の氏神である天照大御神、外宮に豊受大御神が祀られている。
その他計125の宮社を管轄しており、神様もいっぱいいるというわけだ。
神宮本殿。
江戸時代には庶民の間でお伊勢参りが大流行する。
十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の珍道中で宿場の様子などが良くわかる。
伊勢神宮は20年に一度、内宮外宮の社殿を造り替えて場所を遷す。
これを式年遷宮という。社殿は茅葺き屋根に塗装していない白木の柱で建てられており老朽化を防ぐことができないため、新しく造り替えているそうだ。
技術的には長い年月を耐えうる建築は可能であるのだが、何らかの意図によって今の仕組みになったらしい。ただ記録はないため正確な理由は不明である。
前回の遷宮は2013年。そう、放送された年であった。
伊勢市の東側、海岸沿いの二見興玉神社には夫婦岩という奇岩がある。
この岩は鳥居の役目を果たしており、また岩の間から御来光を拝める時期もあることから、その筋のカメラマンは大挙してこの地を訪れるそうだ。
続いて東隣の鳥羽市へ
人口は2万人弱
市全体が伊勢志摩国立公園に指定されている。
対岸の愛知県渥美半島とフェリーで結ばれている。
鳥羽港は古代から天然の良港として知られ、戦国時代には九鬼嘉隆が水軍を率いて活躍した。居城の鳥羽城は水軍の城らしい特徴を備えた城であったが、現在は跡が残るのみとなっている。
観光スポットはやはり海にまつわるものが多い。
リアル海女さんがいるミキモト真珠島
日本屈指の規模を誇る鳥羽水族館
イルカ島をはじめとする離島観光も人気がある。
温暖な気候もあり、1年を通して観光できるエリアである。