今日は2012年1月13日放送の地球絶景紀行で紹介されたラオス南部について調べてみた。
人口約700万人
今回は南部の都市パクセーからスタート。
東南アジア最長のメコン川に接し、ベトナム・タイ・カンボジアなど国外の各方面との交通の要衝であり古くより商業都市として栄えてきた。
市内には日本の援助によって建設されたラオス日本大橋が架かっている。
メコン川の大部分がタイとラオスの国境になっていることもあり、メコン川に架かる唯一の国内橋である。
周辺の遺跡観光の前にチャンバサック歴史博物館へ立ち寄り、予習をしておくとより理解が深まる。
ダオファン市場で町の人々の生活を垣間見たら、次は周辺の観光地へ。
まずは北にあるパースラムの滝。
テーマパークが併設されているがここには少数民族の人々が実際に住んでおり、観光客のみならず研究者も訪れる場所だ。
パクセーから東に行くと珈琲の栽培で有名なボーラウェン高原。
ここもいくつかダイナミックな滝があり、外国人観光客も多い。
南へ行くとワット・プー遺跡。
アンコールワットよりも古く、クメール様式とチャンパ様式が混在しヒンドゥー教のモニュメントが多くみられる。
もともとはヒンドゥー教の遺跡であったが、13世紀頃この地を支配したタイ人の民族によって仏教寺院へと姿を変えた。
規模はあまり大きくないので歩いて回ることが可能。
さらに南へ行くと東南アジア最大の滝、コーンパペンの滝。
幅300m、高さ15m。雨期の水量はものすごい。
これらの滝によって舟運が使えないことはラオスの経済発展が遅れた原因でもある。
一方近年は水力発電による売電が増加し東南アジアのバッテリーとも言われる。
カンボジアとの国境周辺には川イルカ(カワゴンドウ)も生息しておりウォッチングツアーもある。
メコン川の生息数は減少の一方であったが近年観測後初めて増加に転じたらしい。
とはいえわずか100頭にも満たないので引き続き保護活動が必要だ。