今日は2012年3月30日放送の地球絶景紀行で紹介されたロシアのソチについて調べてみた。
北コーカサス地方はコーカサス山脈の北側であり、かつてはオスマントルコの支配下にあった。
ソ連崩壊後、南コーカサスのジョージア・アゼルバイジャン・アルメニアは独立を果たしたが北コーカサスの各共和国などは独立できなかった。
そのためチェチェンやオセチアなどロシアからの離脱や編入を求める紛争の火種が燻っている。
ソチはその中のクラスノブール地方に位置している。
南側はジョージアのアブハジア地方と近い。ここもロシアの支援を受けて実質独立状態となっている。
と、きな臭い位置にあるソチであるが、温暖な気候からロシア屈指のリゾート地として有名である。
冬季五輪の開催地にもなった。
観光客は温泉やビーチを楽しむ。
五輪関係のスタジアムも新たな観光名所となった。
黒海沿岸にはリゾートが多い。ソチも毎年数百万人が訪れるという。
陸地に囲まれたような形の黒海であるが、古代の大陸移動、そして現在も進行中のアフリカプレートとユーラシアプレートの衝突により黒海は沈降し続けているそうだ。
ソチはスキーも人気で、クラスナヤ・ポリャナ地区は冬季五輪開催の際に西コーカサス一帯のスキー場のリゾート拠点として新たに整備された。