今日は2008年3月4日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたウルグアイのコロニアデルサクラメントについて調べてみた。
ウルグアイ南西部、コロニア県に位置する。
ラプラタ川の河口にあり、対岸はアルゼンチンの首都ブエノスアイレス。
ラプラタ川は南米ではアマゾン川に次ぐ大河で、膨大な支流を持つ。
一方、巨大な流域面積に反し水深が浅い。このため、大型船が内陸まで遡上できず水力発電にも適さないため経済性はあまり大きくない。
コロニアデルサクラメントはブラジルから南下してきたポルトガル人によって造られた。対岸のブエノスアイレスはすでにスペイン人が治めており、争いとなる。
その後もスペイン・ポルトガル両国の占領下をいったりきたりしたため、現在でも両国の建築様式が混在している。
例えば、三角屋根はポルトガル、平たい屋根はスペイン様式である。
道路を挟んで二つの様式の建物が並ぶ通りなんかもあったりして古都の雰囲気を漂わせている。
両国が争った時代の痕跡である城壁が観光の第一スポット。
石造りの城壁には階段もあって周囲を見渡すこともできる。
西へ向かうと灯台や砦。
どちらも中に入ることができる。
埠頭や近くにあるモニュメントも人気スポット。
対岸のアルゼンチンを眺めながらのんびり過ごせる場所だ。
旧市街は石畳やクラシックカーも見どころ。
旅人は大きな観光スポットで時間を過ごすというより、町をぶらぶら歩いてお気に入りの景色を見つけるのがいいだろう。