早春の当別ドライブ ― 石狩太美駅 ―

目次

 

 

1.石狩太美駅

某月某日

天気がよくてやっと春らしい日になったものの、世間はコロナウイルス狂騒の真っただ中。遊びに行くのも憚られるが人のいないところへ一人でドライブならいいかな。

というわけで朝早めに出て人の増えないうちに帰ろう作戦。

 

最初にやって来たのは石狩太美駅

 

 

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チョコレート色の駅舎。

かつてはロイズの製造販売店が併設していたが、今は観光情報プラザとなっている。

 

この駅はスウェーデンヒルズの最寄り駅ということで、1990年のスウェーデン国王来訪をきっかけにスウェーデン風に改築された。

 

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跨線橋はノーマルな感じ。

航空写真を見ると反対側のホーム裏には側線がある。

あいの里教育大駅以北は単線であり、交換設備のある駅も限られていたがこの駅は現在まで交換機能を有している。

 

  

駅裏から眺めるとこんな感じ。

保線用?の車両がちょうど停まっている。

2.石狩太美駅とその近隣の歴史

この近隣は当初道がなく、当別太の渡し船が交通手段であった。

 

明治26年に開業し昭和8年石狩川流路切替で廃止となった。

 

大正6年にはビトエ(美登江)に日本製麻の工場ができる。

わずか3年ほどの稼働であったが、当時はこの辺りが市街地であった。

 

 

石狩太美駅は1934年桑園駅から石狩当別駅間の開通に伴い一般駅として開業。

これにより市街地が移り、現在も駅前には農協支所や駐在所・商店などが並んでいる。

1979年貨物扱い廃止。1983年頃跨線橋設置。1990年駅舎改築。

1999年無人化。2012年当駅を含む桑園駅から北海道医療大学駅までが電化完了。

旧木造駅舎の写真はこちらの雑誌に掲載あり。

 

週刊 JR全駅・全車両基地 2012年 10/14号 [分冊百科]

週刊 JR全駅・全車両基地 2012年 10/14号 [分冊百科]

  • 発売日: 2012/10/04
  • メディア: 雑誌
 

 

 

1970年代後半の国土地理院地図の航空写真。

 

貨物ホームは駅舎の新十津川側にあったようだ。

 

駅前には現在も農協の支店や農業倉庫がある。

貨物扱いは1979年に廃止となったが、昭和の駅前らしい雰囲気は残っている。

 

3.マンホール

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駅前のマンホール。

スウェーデンヒルズの交流センターと当別町のキャラ「こめちゃん」という名の男の子。平成2年9月町の開基120周年時に生まれたそうだ。

 

しかし現在当別町のイメージキャラとして各所に出現しているのは「とべのすけ」というスズメのキャラ。

 

こめちゃんはどうやら引退状態にあるようだ。

 

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