目次
1.幌向駅
国道12号線を北上。
幌向という地名はアイヌ語のポロモイ(大きい・川が曲がっていてゆったりと流れているところ)が由来とされる。
かつてこの付近は幌向原野と呼ばれる湿地帯であった。
その範囲は広大で以下の地域も含んでいた。
現在の岩見沢市北村砂浜
南幌町全域
各地域は徐々に分離、編入などを経て現在の幌向はこの幌向駅周辺を指すようになった。
さらに国道12号線を跨ぐ自由通路も設置されている。
幌向駅周辺は札幌市のベッドタウンとして整備され、市の人口の約1割を占めている。
柵の向こうから琺瑯看板を撮ったもののホームや線路はうまく撮影できず。
寒すぎて早々に諦め次の駅へと進む。
2.幌向駅と近隣の歴史
幌向の地名が知られるのは明治初期。調査によって幌向川上流に石炭があることが発見された。しかし、すぐには採掘に至らず。
1882年、初めは乗車する人や荷物がある時に旗を立てると列車が停まる幌向太フラグステーションとして開業。当時は今よりも南側にあったようだ。
数か月後一般駅となり同時に幌向駅に改称となった。この頃最初の移住者が幌向の地にやって来る。翌年幌向村設置。
1893年駅舎が現在の位置に移転。駅前に市街が現れ始める。
この頃幌向原野を殖民区画。
1900年岩見沢村から北村が分村。
国土地理院地図の1970年代後半航空写真。
跨線橋らしきものが見える。
幌向の市街は現在よりもだいぶ小さい。
1974年貨物取扱廃止。
1998年駅舎改築、現在の橋上駅舎となった。