万字線駅跡は全て探訪したので今回はスルー。
と思ったが一か所だけ寄り道。
朝日駅跡を再訪することにした。
1919年朝日炭鉱の開山後数か月で開駅。
当時はまだ軽便鉄道であった。
1974年に朝日炭鉱が閉山。1985年に万字線廃線に伴って廃止。
国土地理院地図の1970年代後半の航空写真。
駅の裏手は炭鉱設備と繋がっているのだろうか。
これより以前の写真ではもう少し構内が活気づいているようだが白黒写真のため不鮮明。
現在は公園が整備され、SLも展示されている。
詳細はこちら。
さて今回再訪した理由だが以前に地域の方が集まって駅舎の補修をしたという記事をネットで見たことがきっかけ。
生憎の天気だがどんな感じに生まれ変わったのか見てみることにした。
扉や窓枠、屋根はピカピカの青。
外壁も防腐剤を塗ったところ、締まった力強い黒に変身。
曇っていても、桜と並ぶとすっかり明るい空間に。
駅裏のホームと蒸気機関車。
こちらがわも駅舎の青い屋根がピッカピカ。
製造されたのは第二次大戦末期から終戦直後にかけて。
明治時代以来となる小型の蒸気機関車で、動輪2軸のほぼ産業・構内専用車両である。
用途も限定されほぼ全車両が経年劣化を待つ前に廃棄となったがこの1号機は国鉄末期まで小樽築港機関区に配属されていた。
10号機は京都鉄道博物館に動態保存されている。今も残っているのはこの2機である。