続いて砂川駅を通り過ぎ、道道627号線に入って東へ向かう。
やって来たのはここ。
砂川駅から分岐していたJR歌志内線の駅跡である。
歌志内線は石炭の積出を目的として1891年開業。
岩見沢以北に敷かれた鉄道の当初の目的地であった。
焼山駅は1947年保線員のための仮乗降場として設置され、1961年に旅客駅として開業。
1963年には日本で4番目の黒字路線ともなった歌志内線であったが、炭鉱の閉山により1988年廃線。焼山駅もこの時に廃止となった。
焼山駅は旅客のみのこじんまりとした駅。
焼山という変わった駅名は地名からきているらしい。由来は山火事とのことだが詳細については諸説あるようだ。
国土地理院地図の1970年代の航空写真を見るとこじんまりとした駅舎とホームらしきものが見えるような。
埋込みのアイコンが見つけられなかったのでとりあえずリンク。
埋込できました。
一方現在の状況は。
蒸気機関車の動輪を模ったようなモニュメントと歴史が記されている。
文字はやや薄くなったがしっかりと読める。
焼山駅跡にはこのような記念碑が建立されたが、歌志内市の駅跡は全くと言っていいほど痕跡が残っていない。というわけで今回は焼山駅のみの探訪とした。
焼山駅跡~歌志内駅跡の線路はサイクリングロードとなっている。
砂川駅方面はばっさりと跡形もなくなり、綺麗な住宅が建っていた。
駅舎が再利用されたのかと思ったが、そうではないようだ。
ヤマに向かって続く道。
天気は悪いが、桜は見頃だった。