JRの駅は奈井江駅一つだけ。
ここも以前に来たことがあるので通り過ぎて北へ向かう。
次は砂川市に入る。
まずは豊沼駅だ。
函館本線の江別以北の駅で入口が国道12号線に面していないのは初めてである。
1922年に信号所として開業。戦後近隣に東洋高圧工業の大きな工場ができ、専用線も敷かれ1947年に正式に駅となる。
住宅街に向かって立つ高床の駅舎。
この辺りは地名に名残があるように水はけが悪く、水害に悩まされたためこのような形式の駅舎になったそうだ。
駅前には車掌車?とコンテナが置かれていた。
何かに使われているのだろうか。
朱色が目立つ跨線橋。
屋根がないとスマートに見える。
専用線はここからもう少し北側で分岐、国道の反対側にある現北海道三井化学の工場へ敷かれていたが1990年廃止された。
ホーム南側。
火力発電所の大きな煙突が見える。
かつてはこの火力発電所にも石炭を運ぶベルトコンベアが豊沼駅から引かれていた。
駅南側には荷降場や貯炭場が設けられていたが設置から約10年後の1968年トラック輸送へと切り替えられ設備は撤去された。
国土地理院地図の1970年代後半航空写真。
駅南側は建物や設備が多く、 北側では線路が分岐しているのがはっきり見える。