今日は2015年3月17日放送の空から日本を見てみようで紹介された大分県の大分市~津久見市について調べてみた。
まずは県庁所在地である大分市
人口約48万人。
大野川、大分川と別府湾に囲まれた三角州部分及び周辺の丘陵からなる。
古代より人が定住し、古墳なども発掘されている。
豊後の国の国府が置かれるなど早くから中心地として栄え、鎌倉時代に守護となった大友氏が長く治めた。戦国大名、キリシタンでも有名な大友宗麟の銅像が駅前に建てられている。
当時は府内と呼ばれており、中心部の町名などに痕跡が残っている。
豊臣秀吉の参謀であった竹中半兵衛の親族である竹中重利が築城した府内城跡は一部現存しており、天主閣再現構想もあるが実現には至っていない。
現在は内陸にあるが築城当時は河口すぐそばに建てられた海城であった。
1960年代、高度経済成長に伴って急激に人口が増える。
沿岸部に大企業の工場が進出。
現在も世界最大級の高炉を持つ日本製鉄の大分製鉄所、東洋一とも言われる大煙突で有名なパンパシフィック・カッパーの佐賀関製錬所、JXや昭和電工などのコンビナートが並んでいる。
野生の猿が生息する高崎山は獣害を防ぎ、観光資源として育てる目的もあり餌付けが行われ、現在は自然動物園として全国的にも有名である。
次は臼杵市
人口は約3万6千人。
農業、漁業及び造船や醸造が盛んである。
国宝に指定された臼杵磨崖仏が有名。
造営にかかわる資料は一切残っていない。
磨崖仏とは岩壁に直接彫られた仏像で動かすことができない。
国宝となっているのは臼杵石仏のみである。
臼杵市は近年城下町の街並みでも有名であり、城跡の他に武家屋敷なども整備されている。
とんち話の吉四六さんのモデルとなった人物が臼杵市の出身であったとされている。
その他史跡・名称として日本最古の現役の鋼橋である明治橋、紅葉の名所である白馬渓、天然記念物に指定された風連鍾乳洞などが知られる。
最後に津久見市
人口はおよそ1万6千人。
西部で石灰石を採掘し、良港にも恵まれているためセメント工業が発達している。
名所として日本最古のキシュウミカンの木である尾崎小ミカン先祖木、体験型水族館であるつくみイルカ島などが知られる。
また、世界最古の宇宙塵が発見された網代島、マグロ遠洋漁業の基地で地中海沿岸の町のように斜面に建物が並ぶ保戸島、5千本のツバキが並ぶ地無垢島など離島にも見どころが多い。