目次
1.東六線駅に到着
和寒町の市街地から国道40号線を北へ向かうと、すぐに農村地帯になる。
六線川という無機質な名の川を越えると剣淵町の町域に入る。
すぐに西に向かって間もなくすると東六線駅に到着。
グーグルマップをご覧の通り、一面の畑に囲まれた駅である。
小さな待合室には駅ではなくて「乗降場」と書かれていた。
踏切の向こうは線路に沿って防雪林が並んでいる。
砂利が2色に分かれているのは意味があるのだろうか。
ホームは久しぶりに板張りの簡易的な仕様。
待合室の乗降場の名と共に出自が伺える。
こちら側も一直線に伸びる線路と共に防雪林が植えられていた。
周囲は素晴らしい田園風景なのだが、この駅からは全然見えません。
鉄道林と青い空、そして黒く光るレールとそれを支える枕木に赤茶と青白の砂利、古びた板でできているホームだけが全ての閉ざされた別世界のよう。
2.東六線駅の歴史
東六線駅は1956年に仮乗降場として開業。1959年に駅に昇格、もちろん旅客のみ取扱。
ひっそりと営業を続けてきたが2021年春に廃止が決定した模様。
最後の夏の景色を残すことができて良かったかな。
1970年代後半の国土地理院地図の航空写真。
季節が違うだけで今とほぼ変わっていないようだ。