秋の北空知ドライブ ― ほろしん温泉ほたる館 ― 

 目次

 

 

1.レストランせせらぎのスパゲティミートソース

クラウス15号を覘いたところで、12時をだいぶ過ぎていたのでここらで昼食。

道路向かいのほろしん温泉ほたる館に行ってみる。

 

山中にぽつんと現れる温泉旅館。

 

 

公式HPはこちら

建物はホタルに因んでか、源氏の宿と平家の宿に分かれている。

 

今回は源氏の宿にあるレストランせせらぎに入ってみた。

 

大きな窓ガラスから池のある庭とその背後の山林が見える。

家族連れ向けの豊富なメニューからほたる館特製スパゲティミートソースを選択。

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沼田町産のトマトピューレを使用しているらしい。

ミートソースなんてものはどこで食べてもまずまず美味しい。

こちらのものも勿論美味しかった。特徴的な所はトマトの香りが強くてやや汁っぽいところかな。トマトピューレらしさを前面に出したパスタでした。

 

2.朝の連続テレビ小説すずらん

この沼田町は、かつてNHKの朝の連続テレビ小説すずらんのロケ地であった。

主人公が育った明日萌駅は沼田町の恵比島駅を撮影に使用しており、今もその姿が残っている。

その様子はこちら。

kamonji224.hatenablog.com

 

このほろしん温泉にも撮影の様子を写した写真が展示されていた。

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撮影中や待ち時間の様子を映したもの。

 

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人物関係図のパネル。

幼少時代を演じた柊瑠美は今も女優として活動中。チョイ役でコンスタントにドラマに出ているようだ。

 

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サイン寄せ書き。撮影は約20年前だった。

 

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主役と脚本家・プロデューサーは別枠で。

 

3.炭鉱の様子

2階へ上がってみると、廊下に炭鉱の写真が展示してあった。

昨日のブログで昭和炭鉱を紹介したが、幌新太刀別川沿いには他にも浅野炭鉱・太刀別炭鉱などがあった。

 

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昭和32年(1957年)頃の浅野地区の写真。

炭鉱住宅が数多く並び、写真左側には石炭の積込施設らしき設備。

 

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これがおそらくその石炭の積込施設。

留萌鉄道新雨竜駅に併設していたはずである。

このホッパーと呼ばれる建物、今も湖岸近くに残っているようだ。

 

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町並みと幌新太刀別川。

 

浅野地区は大正初期に開拓が始まり、昭和の初めに浅野財閥が炭鉱工事を開始。

1930年留萌鉄道が開通し、町の中心部に浅野炭山駅ができる。

このころ、下流にある幌新地区も併せて整備された模様。

浅野地区の人口はほぼ10年で5千人に達したらしい。

戦後の1952年、経営権が古河鉱業に移る。駅名も新雨竜駅に改称。

採炭が深部となり労働環境が悪化、新坑路を開通させるもエネルギー革命のあおりを受けて1968年閉山となる。

 

さらに上流にあった太刀別炭鉱は1960年九州鉱山が開鉱するも、すでに石炭産業は斜陽化の様相であった。水害や通勤バスの事故もあって1969年、10年も経たずして閉山となった。

元々は木材の搬出駅であった太刀別駅はいったん廃止され、近くに宝沢停留場という客扱いを主とする駅が設置されていた。炭鉱の開鉱によって太刀別駅を復活させ、索道で佐々木沢鉱区から石炭を運んでいたそうだ。

 

4.炭鉄港カード

このように炭鉱が主産業であった沼田町。

そんな所以から炭鉄港カードが配布されていた。配布場所はこのほろしん温泉。

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写真に収められているのはクラウス15号蒸気機関車

ジャンルは鉄道の鉄。

 

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炭鉱でも稼働していたのだから炭にも該当する気がする。

ちなみに、すでに配布は終了。