目次
1.レーゲンスブルクの概要
今日は2008年9月11日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたドイツのレーゲンスブルクについて調べてみた。
バイエルン州東部の中心都市であり、ドナウ川とレーゲン川の合流近くに位置する。
古代より水運の要所として栄え、歴史的景観も多く残っている。気候も穏やかで夏の保養地として名高く、観光客が多い。
期限1世紀ごろローマ帝国の駐屯地カストロ・レギーナが置かれたことが地名の由来である。6世紀ごろバイエルン大公の居城が置かれ政治の中心となる。
その後はフランク王国や神聖ローマ帝国の支配下にあった。皇帝直属の土地であり、一定の自治権を持つ帝国自由都市に定められていた。
現在も水運は盛んで、1992年にはライン川とマイン川・ドナウ川が運河でつながる。
便の良いレーゲンスブルクにはBMWやドイツテレコムなどの工場が多い。
2.レーゲンスブルクの観光
レーゲンスブルクの観光地として最も名高いのはドイツ最古の石橋であるシュタイナーネ橋。12世紀に完成し、しばらくの間はドナウ川にかかる唯一の橋であった。
橋の袂にはかつての塩の倉庫、現在はソーセージレストラン。
橋を渡って大聖堂の手前にあるのがポルタ・プラエトリア。
ローマ帝国時代、五賢帝最後の一人であるマルクス・アウレリウスが築いた軍事基地の城塞跡。当時のローマ人建築技術を知ることができる貴重な建物だ。
橋の向こうに見えるのはレーゲンスブルク大聖堂 。
1275年着工、1869年完成という途方もない長い時間をかけて建設された。
外観だけでなく室内の美しいステンドグラスや微笑みの天使像、そして世界最古の少年合唱団の歌声を楽しむことができる町のシンボルだ。
大聖堂の南にはトゥルンアンドタキシス城。地球の歩き方によればトゥルンアンドタキシス家とは世界で最古の専門的に郵便制度を営んだ家であり、後年国がその事業を買い取った際に代償として城を与えられたとのこと。
現在も公爵家が生活しているが、見学は可能。
旧市街からドナウ川の対岸、東に少し進んだ位置にあるのがヴァルハラ神殿。
19世紀バイエルン王国のルートヴィヒ1世が皇太子時代に建設した。
政治家、科学者、芸術家などドイツの偉人たちを祭った建物である。
130体の胸像と65枚の銘板が収められている。最初に完成した胸像は天文学者のニコラウス・コペルニクス。(ポーランド出身であるが・・ドイツ語を話す人というのが選定基準であるそうだ)