目次
1.ホーチミンの概要
今日は2009年4月9日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたベトナムのホーチミンについて調べてみた。
ベトナム南部に位置し、国内最大の都市。国内GDPのおよそ半分を占める経済の中心都市である。
30万を超える企業と工業団地及び輸出加工区が立地、ベトナム初の証券取引所が開かれた場所でもある。
市内には高層ビルが立ち並ぶ。
元々はクメール人が住む小さな漁村であった。当時の町の名はプレイノコール。
16世紀~17世紀にかけてベトナム人が定住を始め、町の名はサイゴンとなった。
巨大な要塞も築かれたが、フランス軍によって破壊される。
フランスの影響を受けながら大きく発展し、「極東の真珠」や「東洋のパリ」とも呼ばれた。
1954年独立運動によりフランスは撤退するが、ほどなくしてベトナムは北と南に分裂。
アメリカの影響下にあった南ベトナムは首都をサイゴンに置いた。
ベトナム戦争の終盤、北ベトナムが優勢となり1973年アメリカ軍は全面撤退。
1976年共産党指導者のホー・チ・ミンの名を冠したホーチミン市に改称した。
2.ホーチミンの観光
観光の起点になるのは市内のメインストリート、ドンコイ通り。
古くからの繁華街でありフランス植民地時代の歴史的建造物が多い。また、高級ホテルやブティック・レストランなども並んでいる。
ホーチミン人民委員会庁舎は市内のコロニアル様式を代表する建物。
内部は公開されていないが、夜間のライトアップや少女に寄り添うホーチミンの像などが観光客に人気のスポットだ。
南ベトナムの大統領府であった統一会堂、パリのオルセー美術館をモデルにしたと言われるサイゴン中央郵便局、ネオゴシック様式のサイゴン大聖堂なども観光客に人気の歴史的建造物だ。
ベトナム戦争について学びたい人が訪れるのは戦争証跡博物館。ベトナム戦争で使われた戦闘機や戦車の野外展示、ロバート・キャパの作品をはじめとする報道写真や反戦ポスターなどが展示されている。
ホーチミン北方のクチには、南ベトナムで結成された反サイゴン組織のベトコンが司令部として使ったクチトンネルが今も残っている。
全長200kmに及ぶ地下道で、兵士たちが息をひそめながら生活していた様子が今も残されている。
ホーチミンから日帰りで行けるミトなどでメコン川クルーズが行われている。
ボートでマングローブのジャングルを潜り抜け、水上マーケットや魚の養殖などメコン川と共に生きる人々の暮らしに触れることができる人気ツアーだ。