地球絶景紀行 ― セブン・シスターズ ―

目次

 

1.英仏海峡

今日は2013年1月4日放送の地球絶景紀行で紹介されたイギリス南岸のセブン・シスターズについて調べてみた。

まずは英仏海峡について。

東西562kmに及ぶ、グレートブリテン島とフランスを分ける海。

両者の距離が最も短いのは東端のドーバー海峡。その距離は34km。

逆に最も長いのは西端で180kmもある。

大陸棚の上にあるため、平均深度は54mの浅い海。

約1万年前の最終氷期までは陸地であった。

数か月に及ぶ大洪水によって、現在の北海南部にあった淡水湖と大西洋が連結。

グレートブリテン島と大陸をつないでいた地峡は崩壊し、現在の海峡ができたと考えられている。

 

2.セブン・シスターズ

イギリス南部で屈指の景勝地として知られるセブン・シスターズ

英仏海峡沿いの町、三笘薫が所属するブライトンから南東へ進んだ位置にある。

 

 

7つの丘が海食崖となって白亜の絶壁が露頭した絶景スポット。

崖の上は緑が広がる牧草地帯。青い海・空と色の対比が素敵。

柵も何もなく、端は崩れやすくなっているので近づきすぎには注意。

 

下から見上げたところ。

 

白亜とは石灰石の一種。英語ではチョーク。

主成分は円石藻と呼ばれる植物プランクトンの化石からなる炭酸カルシウムで灰白色・軟質。そのため波に削り取られやすい。

海洋性微生物の化石を含むことが多く、ドーバー海峡の両側及び海底に多く見られる。

 

恐竜が闊歩していた白亜紀はこの地質を語源として命名された。