目次
1.多摩動物公園
いよいよ多摩動物公園に到着。
モノレールの下をくぐって信号を渡ると動物園の入口だ。
すでに一時に近かったのでまずは昼食。
食事をとれる場所は園内に3か所ほど。
平日は休みの店もあるので要注意だ。
戦後、上野動物園の利用者が急増。
第二上野動物園構想が持ち上がり、京王電鉄の協賛でこの地に50haに及ぶ都立の動物園が整備された。柵がないことを基本とした日本で最初の動物園となる。
傾斜のきつい丘に挟まれた谷底が動物園のど真ん中を突っ切る通り。
入口から奥へ向かっていくのも坂道だし、左右どちらに進むにしても坂を上ることになる。この辺りは程久保という地名だが、由来は不明。
2.ライオンバス
多摩動物公園の名を一躍有名にしたのが、開園から数年後にオープンしたライオンバス。今では珍しくなくなったサファリスタイルで、人間がバスに乗ってライオンの住むエリアにお邪魔するという、当時は画期的な観覧方法だった。
もちろん今でも体験可能。入園料とは別料金で約10分おきに運行している。
チケットを買ったらバスステーションの地下にある入口へGO。
全席窓を向いて座れるようになっているバスに乗り込んで出発だ。
厳重に作られた出入口を抜けるとライオンが気ままに暮らす小さな草地へ入る。
途中に設けられた台の上にオスライオンが佇んでいた。
台の高さはちょうどバスの窓から見やすい位置になっている。
バスの窓枠には肉がつけてあるので、ライオンがおやつがてら食べに来るという訳だ。
窓のすぐそばに来てくれるかどうかはライオンの気分次第なのだが、この日はバッチリ。
2本の大きな牙が見えた。
ライオンが活発に動いていたので、乗客は皆近くでじっくり見えた。
乗っている子どもたちはビビリ気味。
吠えたりはしなかったのでわりと穏やかな気分だったのではないかと思う。
たてがみは長くて黒いほど強いオスらしい。
台の下ではメスライオンたちがお昼寝中。
バスに乗っている時間は数分ほど。
2回に分けてどちらの窓からも見えるように向きを変えてくれる。
人気のアトラクションなので、午後のチケットも午前中に売り切れてしまうこともあるようだ。待ち時間も結構あるが、近くはゾウ、キリン、チーターなどアフリカゾーンになっていてレストランもあるので1時間くらいならこの辺りで時間をつぶせるだろう。
東京ズーネットのホームページによると現在約15頭ほどのライオンが園内で生活しているらしい。展示場に出てくるのは5,6頭。高齢だったり、まだ園になれていなかったり、子育て中だったりということで非公開エリアのみで生活しているようだ。
また、群れを維持するために他の動物園と固体の交換も行っているらしい。
血が濃くなりすぎるのを防ぎ、細心の注意を払って繁殖をサポートしているようだ。
近くには動物達を描いたマンホール