今回の地球絶景紀行はマルタ。
地中海に浮かぶ小さな島国である。
人口は約40万人。
マルタ島、ゴゾ島、コミノ島が主要な島である。
ローマ帝国、イスラム帝国、スペイン、イギリスなどの支配を経たのち1964年に独立した。
1989年にアメリカのブッシュ大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が会談を行い、冷戦の終結を世界にアピールした。
1年中温暖な気候を生かし、観光が盛んである。
古代の遺跡も残っており、世界遺産に登録されている。
巨石神殿や地下墳墓などの古代遺跡が世界遺産として登録されている。
バレッタ市街には中世の建物も健在である。
聖ヨハネ大聖堂
マルタのシンボルともいえる。
海に囲まれたマルタは港も多い。
かつての軍事要塞の名残を残す港もあった。
バレッタは町そのものが城塞都市として発展した。
外観は軍艦のように見えるが、今では人よりも猫が多い平和な島となっている。
島の南部には波で岩が削られてできた青の洞門「ブルーグロットー」と呼ばれる絶景も。イタリア・カプリ島に負けない名所である。
面積は佐渡島よりも小さなミニ国家だが大国に翻弄されつつも大波にあらがう小舟のように歴史を渡ってきたマルタ。
地中海好きな人なら一度は訪れるべき国だろう。