今回の地球絶景紀行は中国・桂林。
広西チワン族自治区内に位置する。
人口は約4900万人。
チワン族はそのうち約3分の1を占める。
南部はベトナムと接している。
チワン族は中国最大の少数民族であり、古くから漢民族の国家に組み入れられてきた。
多くの人はチワン語と中国語を話す。
道教の信仰が多い。
今回は最大の観光地、桂林に向かう。
代表的なカルスト地形であり、タワーカルストが林立している。
奇岩と水辺の風景をあちこちで見ることができる。
まさに山水画の世界であり、実際桂林美術館には数多くの山水画が貯蔵されている。
龍勝棚田や蘆笛岩の鍾乳洞も有名な観光地である。
鍾乳洞内部はライトアップもされており、幻想的というか異世界のようだ。
しかし、桂林最大の観光と言えば璃江下りか。
桂林から陽朔までの川下りの道中は動く画廊と言われるほどである。
海の底が隆起し、風雨で削られて作られた奇岩が並ぶ。
流域の風景はサントリーのウーロン茶や20元紙幣にも描かれている。
知らず知らずのうちに見ているわけだ。
この番組を見ていると中国の風景の奥深さを思い知る。
もちろん日本の風景を全て知っているわけではないのだが。
中国に旅行に行きたいと思ったことはなかったけれど、少なくとも景色は見る価値があるなと思うようになった。