空から日本を見てみよう ― 伊万里市 ―

目次

  

1.伊万里市の概要

今日は2015年4月21日放送の空から日本を見てみようで紹介された佐賀県伊万里市について調べてみた。 

wikipedia:伊万里市

 

人口は約5万3千人。

市域は伊万里湾の最奥部を囲むように東西に広がっている。

江戸時代には佐賀藩の領地で伊万里港は水深の深い天然の良港として栄える。

特に近隣で製造された有田焼の積出港として重要な港であった。

有田焼は長崎の出島を通じて欧州へと渡り、港の名をとって古伊万里とも呼ばれた。

 

明治時代には石炭の積出港として栄える。

現在伊万里港から他の港へと繋がる旅客航路はないが、湾内を横切る航路がある。

また、大連や上海・香港と日本の各地を結ぶ貨物航路の経由地にもなっている。 

 

2.伊万里市の観光地

当初は有田を主とする近隣の焼物の集積地・積出港であった伊万里だが、江戸時代には伊万里にも窯元がおかれるようになる。 

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それが大川内山と呼ばれる山に囲まれた地域。 

佐賀藩当主の鍋島家の御用窯が置かれ、将軍家への献上品を作り続けた。

現在もレンガ造りの煙突や30軒の窯元が並んでおり、奇岩と共に変わらぬ風景を守っている。

 

続いては市街地・港付近。

伊万里川沿いには江戸時代に活躍した陶器商家・犬塚家の旧家や倉庫が伊万里市陶器資料館として整備されている。

伊万里駅近くでは江戸時代に輸出された伊万里・鍋島ギャラリーや白壁土蔵の一軒を改装した海のシルクロード館などで、江戸時代に栄えた伊万里の姿を学ぶことができる。

 

伊万里湾へ行くと絶滅が危惧されるカブトガニの繁殖地が天然記念物に指定されており、生きた成体の観察も可能な展示もある。

 

有田町との境に近い、国道498号沿いの山中には炭山棚田。市街地や山脈を眺望ができ、季節によってアジサイ彼岸花などの花々も人々を楽しませる。