今日は2013年10月1日放送の空から日本を見てみようで訪れた宇治市について調べてみた。
京都市南部に位置し、人口は30万人弱。11区の中で最大の人口である。
稲荷神社の総本社、伏見稲荷神社の門前町として古くから栄える。
戦国期には伏見城も築かれ、京都とは別の都市であった。
1931年に京都市に編入、現在は京都市の郊外という色合いが強い。
伏見稲荷大社の千本鳥居
実際、鳥居は1万基ほどあるらしい。
個人からの奉納によってこの数になったそうだ。
今でも増えているから驚きである。
豊臣秀吉の隠居屋敷であった伏見城、晩年に秀吉が「醍醐の花見」を行った醍醐寺や幕末の志士たちが活動の拠点としていた寺田屋も伏見区にある。
続いて宇治市へ
人口は18万人ほど。
京都市の南部に位置し、ベッドタウンとして人口増加中である。
10円玉の裏に描かれているあれである。
建物だけでなく、仏像や絵画なども多くの文化財が所蔵されている。
また、鳳凰堂の屋根に設置されている鳳凰像は1万円札に描かれている。
平安時代末期には以仁王・源頼政が乱を起こし、平家追放後には源義仲と源義経が戦った。鎌倉時代の承久の乱でも戦いの舞台となるなど、京都をめぐる戦において重要な地であった。
現在ではお茶の製造、任天堂の工場、ユニチカの化学繊維工場などの産業が目立っている。
その他源氏物語の舞台となった地や、天ケ瀬ダムなど宇治川付近を訪れる人が多い。