今回は札幌市南区の温泉街、定山渓に行ってみた。
地図で見るとかなり広い地域である。
ただ、ほぼ無人地帯である。
さらによく見ると温泉街は外れている。住所的には定山渓温泉東及び定山渓温泉西と別な区切りにされているのだ。両者の境は豊平川である。
無料の公共駐車場脇にはこんな碑が。
小樽新聞社は戦時中に他の地方紙と合併し、今の北海道新聞になったそうだ。
この碑の脇から遊歩道の階段を下ってみた。
すぐに定山源泉公園という足湯や手湯が備えられた公園に到着。
定山渓温泉開湯の由来が記されている。
そしてその後にやってきた美泉定山という僧侶。
アイヌの案内があったとはいえ、張碓から山越えしてきたとは恐れ入る。
張碓ってこの辺りだけど
ちなみに小樽市です。「はりうす」と読みます。
そしてこちらが美泉定山さんの像。
自らが切り開いた湯に打たれながら、定山渓の移り変わりを眺めている。
定山渓と出会い、湯治湯を設けるのは60歳を過ぎてから
さらに70歳になってからは小樽と定山渓を結ぶ道路(山道だが)開発に関わるなどエネルギッシュな人物であった。間もなく張碓の山中で病死するが、今の定山渓の礎を築いた第一人者である。