途中左手にある施設に寄り道。
ここにも土木遺産があるのです。
駐車場に車を置いて、施設の中へ。
ちなみにこの駐車場は王子軽便鉄道の水溜駅跡である。
こんな並木道を通って行く。
目の前をタヌキ君が駆けていったのであわてて1枚。
後ろ姿のみ捉えられたがわかるかな・・
やがて連絡所という建物に到着。
ここで土木遺産カードが配布されている。
事務所に内線電話で連絡して、名簿に記載してからいただきます。
写真に掲載されたのは最も古い施設。
サイズの問題でダムの定義には該当しないが、機能は立派なダム。
重力式だが補助的にバットレスも備えている。日本最古のバットレスとも言われている。
千歳川流域に第一~第五までの発電・取水設備が建造されていて、今なお現役だ。
さて、この連絡所から左手には一般見学可能ルートが続いているのでどんどん進むことにする。
千歳川流域の施設群を中心に、遠くニセコ方面までも描かれた鳥観図。
このくたびれた様子の建物は貯水地の管理所になるのだろうか。
建設当時の歴史を伝える資料。
100年前、さぞかし大変な工事だったことだろう。
レンガ造りの建物は健在。
残念ながらここまで行くことは不可能でした。
先ほど訪れた山線鉄橋の姿も見える。
急斜面をくだる導管とその先にある発電所。
そうとう深い渓谷である。
辺り一面は鬱蒼と茂る森林。
ちなみにこの辺り一帯は熊の出没が多いエリアである。
施設の建設に尽力した鈴木梅四郎さんを称える石碑。
カードに写真が掲載されている第一取水堰堤の位置はここ。
第三、第四発電所には重力式のダムが建設されている。
一般人がたどり着くのは難しい。
第二、第五発電所はグーグルマップにも登録されていないようだ。