土木遺産カード ― 支笏湖山線鉄橋 ―

某月某日

この日はまず支笏湖へと向かった。

最初にビジターセンターを見学。

支笏湖の自然や歴史に関する展示を見学。

そして土木遺産カードを手に入れる。

湖畔に架かる赤い橋。

一見何の変哲もない橋のように見えるのだが。

そもそもは空知川に架けられた鉄道橋であった。

現在だと砂川滝川間にあたると思われる。

王子製紙の軽便鉄道用に移設されたらしい。

現在は千歳川が支笏湖から流れ出る部分に架かっている。

戦後しばらくも活用されていたということだ。

苫小牧市史より

山線の苫小牧駅。

千歳川。

下流にはまだいくつかの水力発電所が現役で活躍中。

この日は曇りがち。

対岸の山々はてっぺんまでは見えず。

1922年には後の昭和天皇である皇太子も苫小牧からこの山線に乗って支笏湖を訪れた。

山線で使われていた蒸気機関車のうち、1台は今も苫小牧市王子に静態保存されている。