美瑛駅から東へ。
2・2・5中町公園という小さな公園に向かった。
お目当てはこちら。
SLが静態保存されているのだ。
屋根付き線路付きでの保存。
多少くたびれていはいるものの、悪くはない保存状態。
階段から運転席も見学できる。
富良野方面でのお勤めはなかったようだ。
9600系は大正時代に製造され、国鉄末期まで利用された長命の型式。
狭軌軌道向けとして日本で初めて巨大ボイラーを使用している。
その分重心が高くなったが、大きな欠点にはならなかったようだ。
9600系の製造番号は最初の数字+下2桁というややこしい構造。
この49600号だと400→つまり400番目のような気がするが、
第一号機は「9600」、第二号機が「9601」となっているので、49600は401番目というわけである。
SLが自己紹介する形式の案内板は時々あるが、これまで見たものは子供向けが多かった。格調高い文面は珍しいのでは。