目次
1.現在の追分駅
道の駅を出た後、近くにある追分駅も鑑賞することにした。
大きな駅ではないが、鉄道の地らしく、風格を感じる。
駅名の看板も一手間かけて目立つデザイン。
駅前にはD51465の動輪が展示されている。
焼失してしまったD51465の一部。
鉄道の地らしい愛にあふれた展示である。
レールにはカーネギー社の刻印。
こちらは1898の文字。
100年以上前のレールである。
駅舎内には安平町の鉄道関係の写真。
在りし日の東追分駅。
明治時代のSL。ドイツ製。
流石にこの時代のものはお目にかかることはないだろう。
B6の由来は今一つ理解できず。
こちらも明治時代のもの。
撮影されたのは大正時代。
マレーとは人名。
こちらは昭和まで活躍した1台。
愛称の由来は大型コンソリデーションから。
これはずいぶんと時代が下って昭和半ばまで活躍した1台。
D50形。
続いて構内の様子。
航空写真でもわかる通りかなり広い敷地。
かつて交通の要衝であった地の名残が垣間見える。
砂利が何となく円形に敷かれているのはかつての扇形車庫があった場所であろうか。
古びれた跨線橋。
今もなお多くの線路が走るホームに単行の車両が停まっていた。
2.追分駅の歴史
1892年 北海道炭礦鉄道の駅として開業。
1898年 扇形機関車庫新設。
1906年 国有化。
1976年 北海道の通常運用としては最後の蒸気機関車が運行。同年扇形機関車庫が全焼。
石炭を積んだ貨物列車を引っ張る蒸気機関車が走っていた時代、岩見沢方面と夕張方面から運ばれてくる石炭はこの追分駅で合流し苫小牧・室蘭方面へ向かっていた。
追分という地名も鉄道の分岐点であったことからついた名である。
1960年代の国土地理院地図による航空写真
駅と機関区(車両基地)をあわせた巨大な構内であった。
機関区は2005年に完全に廃止となる。
3.追分駅付近のマンホール
続いて駅前の道路。
SLがデザインされたマンホール。
これは鹿公園をデザインしたタイプ。
これは旧追分町のカントリーサインが描かれたマンホール。
なかなか貴重な気がする。少なくとも新しく作成されることはないだろうと思う。
駅前に3種類のデザインマンホールが集まっているというのも珍しいような。
追分駅、一部の人にとってはなかなかのエンターテインメント施設です。
4.北の大地の入場券
2019年9月に消費税増税などの影響もあり一旦休止となった「わがまちご当地入場券」。その後継企画である「北の大地の入場券」が始動。
前回はコンプリートできなかったが、今回改めて再挑戦。
最初はこの鉄道の町で購入することにした。
橋梁の上を走る特急列車。
駅スタンプのデザインはSLと動輪。鉄道一色の1枚だ。
裏面はJR北海道の路線地図になっている。
公式HPにも画像は載っていないのでここでも割愛。
購入してのお楽しみ。
今回はあわせてこちらも購入。
北の40記念入場券。
北海道各地で活躍するキハ40形気動車を写真に収めた入場券だ。
こちらは2020年8月末で終了予定とのこと。
マヤとは軌道検測用の事業用車らしいが、生半可な調査と知識なので間違っているかもしれない。