今日は2008年3月11日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたイタリアのオストゥーニについて調べてみた。
イタリア南部、ブッリャ州に位置する。
ブッリャ州はイタリアの「かかと」にあたる部分で、アドリア海とターラント湾に挟まれたサレント半島が大部分を占める。
肥沃な平原が広がり、古くから穀倉地帯として知られた。
特にオリーブの生産が盛んで、イタリアのヴァージンオイル生産量の40%を占める。
山岳地帯はほとんどなく、雨も少ないため川もあまりない。
土壌は石灰岩質で州内には数多くの鍾乳洞がある。
オストゥーニはオリーブ畑に囲まれた小高い丘にある、石灰岩で造られた白い町。
白い迷宮、白亜の要塞などとも言われ、細い路地があちらこちらへ伸びている。
もともとは城塞として造られ、後に民家が増えだして現在のような複雑な街並みとなった。
町のシンボルは大聖堂
観光地としてはあまり有名ではないため、有名スポットはあまり多くないかもしれない。地図を片手に白い迷路を楽しみながら散策するのがこの町の楽しみ方のようだ。
また、この町は古代ギリシャ以前の時代から人が定住していた。
今も残る洞窟などに生活の痕跡が残り、考古学の発掘も盛ん。
人骨、化石、土器など博物館に展示されているものもあり、古代文明ファンには垂涎のまちかもしれない。