今日は2008年7月10日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたベルギーのブルージュについて調べてみた。
ベルギー北部のオランダ語圏のフランデレン地域に属する。
12世紀の津波による溝を水路として整備し、交易に便利な港町となった。
13世紀にはハンザ同盟の在外商館も置かれ金融や貿易の拠点として発展した。
運河の堆砂により大型船の航行が難しくなると同時に衰退するが、現在は水の都として人気の観光都市となっている。
運河沿いには中世の街並みが広がる。
現在は観光以外に伝統的なレース産業や造船業が盛んである。
またダイヤの研磨技術が誕生した街としても知られ、現在は博物館でデモンストレーションを見ることができる。
シンボルはマルクト広場と高さ83m、47個の鐘を持つ鐘楼。
周囲には中世のギルドハウスが並び、ブルージュの繁栄を知ることができる。
すぐそばには市庁舎や西フランドル州庁舎などゴシック様式の豪華な建物も。
また聖血礼拝堂、シント・サルヴァトール聖堂、聖母教会など教会群も有名である。
なかでもベギン会院は現在も修道女が生活し、オードリーヘップバーンの主演映画尼僧物語の舞台となった。
またかつての聖ヨハネ治療院は現在画家メムリンク美術館となっている。
ベルギー7大秘宝の一つ聖ウルスラの聖遺物箱を収蔵している。
ブルージュに唯一残る地ビールの製造所、デ・ハルヴェーマン醸造は試飲付きの見学ツアーも人気だ。